
本記事はこんな方におすすめです。
・「他社と何が違うの?」と聞かれると困ってしまうあなた
・競合との比較検討・値引き合戦から抜け出したいあなた
・FABEC(ファベック)の公式を営業台本に落とし込む具体的な方法が知りたいあなた



最新購買心理の
台本営業®︎ 価値観営業®︎
SIX MENTAL READING®︎で
成約率80%めざし、人生再生!
加賀田裕之です。
・著書
『営業は台本が9割(きずな出版)』
『図解でよくわかる 営業は台本が9割(きずな出版)』
『SIX MENTAL READING:シックスメンタルリーディング(きずな出版)』
『成約率80%!トップセールスの「価値観営業®️」メソッド(きずな出版)」
アマゾン営業セールスランキング ベストセラー 一位、紀伊國屋 大手町店 総合・ビジネスランキング一位、紀伊國屋 梅田本店 ビジネスランキング一位 、第16刷重版(2026年5月現在)
【 ミリオンセールスアカデミー®︎台本営業®︎ 講演・研修・メディア・コンサルティング実績(敬称略) 一部】
東京都/パナソニック ホームズ株式会社/パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 /パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社/北陸電力株式会社/中央大学附属中学/平成国際大学/高岡法科大学/株式会社宣伝会議/カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(TSUTAYA、蔦屋書店)/日本経営合理化協会/山梨県農業共済組合/公益財団法人 日本生産性本部/一般財団法人中部生産性本部/中部マーケティング協会/朝日生命保険相互会社/東京商工会議所 /株式会社ポーラ(POLA化粧品)/日本仲人連盟株式会社/一般社団法人協会ビジネス推進機構/株式会社FIT PLACE/合同会社Smart Be/アップルオートネットワーク株式会社/社会保険労務士法人閃光舎/株式会社 日本ヒューレットパッカード/Sansan株式会社/伊藤忠エネクス株式会社/FM J-WAVE/abema TV/SUNTORY 香るエール(広瀬すずさんと共演) 他多数
※本サイト内での感想や実績は、クライアント様個人やクライアント様企業の感想や実績であり、同様の結果を保証するものではありません。成果には個人差、企業差があります。
競合に負けるのは、あなたの商品が悪いからでも、あなたに才能がないからでもありません。 競合比較を、商談終盤に「聞かれてから」受け身で答えているから負けるのです。

商談の前半で、FABEC(ファベック)の公式にもとづいた「判断基準」を先にお客さんに渡して、競合を「事前排除」してしまうのです。
この記事では、27年の営業経験と法人営業コンサルの現場から、「FABECの公式による競合の事前排除」を、ダメ営業・普通の営業・トップ営業の違いと、現場でそのまま使えるトーク例で解説します。
その前に!最新の購買心理や、営業の『型』、現場で使える実践トークをご存知なく、たった一人であなたは苦しんでないですか?「1日3分で売れる!」ミリオンセールスアカデミー®︎無料メルマガで、最先端の営業スキルを体得して成約率80%!売上アップしましょう↓
目次
なぜ競合比較で負けるのか?本質は「順番」にある
まず、営業で起きている問題の本質からお伝えします。
お客さんが「他社と何が違うの?」と聞いてくるのは、商談の終盤です。
終盤ということは、お客さんの頭の中には、すでに競合の情報がたっぷり入っています。
競合の営業マンのトークも聞いた後です。
つまり、終盤の競合質問に答えるというのは、相手が有利な土俵で、後出しジャンケンを「後から」やらされている状態なのです。
しかも人間には「確証バイアス」という購買心理があります。

たとえば、先に競合のプレゼンで心が傾いていたら、あなたの説明は「アラ探し」の目で聞かれてしまうのです。
だから、順番を変えます。 商談の前半〜中盤で、あなたの方から「選ぶときの判断基準」を先に渡してしまうのです。 お客さんの頭の中に「選ぶモノサシ」を先に作ってしまえば、後から競合が何を言っても、あなたが渡したモノサシで測られます。
これが競合の「事前排除」です。

※営業には売れる「順番」があります。商談全体の設計は以下の記事をご覧ください。

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FABEC(ファベック)の公式とは?競合を事前排除する商品説明5つの型

【 商品説明で使える「FABEC(ファベック)の公式」 】
1)特徴 : Features
2)特長(長所): Advantages
3)利益 : Benefits
4)説明 : Explanation
5)確認 : Confirmation
1つずつ、具体例つきで説明しますね。
F:Features(特徴)
あなたの商品・サービスの客観的な特徴です。
例)「当社のツールには、AIが入力内容を自動チェックする機能があります」
A:Advantages(特長・長所)
競合と比べたときの強み・違いです。
例)「他社さんのAIは管理側の作業を自動化する方向ですが、当社は使う現場の判断を支援する方向に特化しています」 ここまでのFとAをあわせたものが、メリット(利点)です。商品側の「良い点」ですね。
B:Benefits(利益)
お客さんにとってのベネフィット(利益)、つまり「その商品を手にして、何がどのように変わるのか?何が得られるのか?」です。
例)「確認作業が1件30分から10分になり、年間約240万円の人件費インパクトです」 キモは、お金で計れる価値に基づいて、どれだけ儲かるか(お得か)を数値化することです。メリット(利点)だけでは伝わらず、ベネフィット(利益)だけでは根拠がなく説得力がありません。両方必要なのです。
E:Explanation(説明)
BまでをふまえてFに戻り、事例やデータを交えて、なぜそれが実現できるのかをわかりやすく説明します。専門用語は使わず、一般の人が理解できる言葉で「部分的に」説明するのがコツです。
例)「同業種のお客さんでは、導入3ヶ月で確認作業の時間が58%削減されました。こちらがその推移データです」
Eを「evidence(証拠)」と説明している人もいますが、ズバリ、モグリです。アメリカでは「E」はExplanation(説明)です。
C:Confirmation(確認=テストクロージング)
ここが一番大事です。F・A・B・Eを伝えたら、必ず確認します。
例)「ここまでで、御社の課題に合いそうでしょうか?」 多くの営業マンは、F(特徴)とA(特長)を一生懸命話して、お客さんの心に刺さっていません。
そして多くの営業本は、確認の前で終わります。
しかし、伝えっぱなしの商品説明は、ただの「説明」です。
C(確認)を入れて、お客さんの口から「たしかに、そこは大事ですね」と言ってもらった瞬間、判断基準がお客さん自身のものになるのです。
人は、自分で口に出したモノサシを簡単には捨てられません。これが「一貫性の原理」という購買心理です。

※FABEC(ファベック)の公式を使った「商品説明」の組み立て方は、以下の記事で詳しく解説しています。
営業の商品説明:トップセールスの「断ることができない魅力的な提案」FABEC(ファベック)の公式
※C(テストクロージング)の具体的なやり方は、以下の記事で詳しく解説しています。
テストクロージングとは?トップセールスの成約率を上げる魔法の質問
ダメ営業・普通の営業・トップ営業の「競合比較」の違い

×ダメ営業:競合の悪口を言う



△普通の営業:聞かれてから機能を並べる



◉トップ営業:商談前半で「判断基準」を先に渡す
トップ営業は、競合の名前が出る前に、自分からこう切り出します。

1つ目は導入後の運用費用、
2つ目は現場が本当に使いこなせるか、
3つ目はトラブル時の対応スピードです。
今日は、この3つの基準でも見ていただけますか?

そして、その3つは、あなたが一番強い土俵なのです。 競合の悪口は一言も言っていません。判断基準の提供だけ。だから誠実で、だから強いのです。

※お客さんのタイプによって、刺さる判断基準は変わります。相手のタイプの見極め方は、SIX MENTAL READING®︎をご覧ください。
SIX MENTAL READING®︎(シックスメンタルリーディング)とは?6タイプ別アプローチ
現場でそのまま使える!FABEC競合事前排除トーク例

その前に、大事な前提を1つ。商談には順序があります。いきなり商品説明から入ってはいけません。

手品で最初にタネを明かされたら、その後を見る気がしなくなるのと同じです。
ステップ1:人間関係構築
ステップ2:ニーズの深掘り・ウォンツアップをしてから、
ステップ3:商品説明に入るのが、購買心理に基づいた順番です。

【 このトーク例の前提(商談状況) 】
・商材:法人向けのAI業務支援ツール(現場の入力・判断を支援するタイプ)
・お客さん:製造業。ウェブ受注の受け入れ前に、担当者が1件1件、人的チェックをしている
・状況:人間関係構築とニーズの深掘りは済んでいて、「受注前チェックに時間がかかりすぎている。現場の判断を早くしたい」という課題と、チェック作業の件数・時間をヒアリングで確認済み。これから商品説明に入る商談中盤の場面
この前提があるから、以下のトークが刺さるのです。ニーズを知らずに話し始めたら、どんなに上手なFABECも空振りします。
F(特徴:Features)
「当社のツールには、AIが入力内容を自動チェックして、担当者の確認作業を支援する機能があります」
A(特長:Advantages)
「実は、この分野のAI活用には2つの方向性があるんです。1つは『管理する側の作業を自動化する』方向、もう1つは『使う現場の判断と入力を支援する』方向です。他社さんの多くは前者、当社は後者に特化しています。どちらが良い悪いではなく、方向性が違う、というのが正確なところです」
B(利益:Benefits)
「先ほど、受注前のチェックに1件30分かかっているとうかがいました。現場支援型ですと、御社の場合、この作業が10分になります。月200件ですと月67時間、年間800時間の削減。人件費換算で年間約240万円のインパクトです」
E(説明:Explanation)
「なぜそれができるのかと言いますと、AIが受注データから判断材料を先に集めて、担当者の画面に並べてくれるからです。実際、同じ製造業のお客さんでは、導入3ヶ月で確認作業の時間が58%削減されました。こちらがその推移データです」
C(確認:Confirmation=テストクロージング)
「ここまでいかがでしょうか?御社が目指されている『現場の判断を早くする』という方向に、合いそうでしょうか?」

■さらに強力にする「競合比較表」3つのコツ
FABECトークを1枚の比較表に落とすと、あなたがいない社内会議(稟議)でも、比較表が独り歩きして戦ってくれます。作るときのコツは3つです。
コツ1:基本3要素+「自社に有利な比較要素」を入れること
他社比較の基本要素は、1)コスト(料金)、
2)クオリティ(商品の質)、
3)スピード(納期)の3つです。
まず、この3つで競合調査をして比較表を作ります。 その上で、あなたの会社が一番強い比較要素(たとえばセキュリティ体制、サポート、導入実績など)を、比較表の軸に「先に」入れてしまうのです。お客さんは、あなたが渡した軸で他社を見に行きます。だから、他社比較されても戻ってきてもらえるのです。
コツ2:定量(金額インパクト)と定性を分けること
「年間240万円削減」のような金額の軸と、「多言語対応」「権限管理」のような定性の軸を、混ぜないことです。混ぜると、一番強い「金額」がぼやけてしまいます。
コツ3:専門家でない人が一目見て「おー!」とわかること
決裁者は、現場の専門家ではありません。細かい機能の○×表よりも、金額インパクトがドーンと見える表の方が、稟議を通すのです。
■それでも「相見積もりしたい」と言われたら?
FABECで事前排除しても、「相見積もりがルール」という会社もあります。そのときの順番は2ステップです。
ステップ1:まず、即決を促す
「他社比較したい」は、単に決断を先延ばしにしているだけの場合があります。目の前の方が決裁権者なら、比較表を見せながら自社の有利な点を強調し、即決を促しましょう。
ステップ2:自社に有利な軸で比較してもらう
それでも持ち帰りになるなら、自社に有利な比較要素を伝え、自社に有利な比較資料を渡してから、他社の見積もりを取ってもらうのです。手ぶらで帰すのは、ダメ営業。モノサシを持たせて帰すのが、トップ営業です。

※「相見積もり(あいみつ)」と言われたときの具体的トークは、以下の記事で詳しく解説しています↓
他社比較の98%を成約する営業マンの「相見積もり(あいみつ)」具体的トーク!
※価値観で選ばれる営業の全体像は、価値観営業®︎の記事をご覧ください↓
価値観営業®︎とは?お客さんの価値観を満たして自然に売れる営業法
まとめ:競合比較は、聞かれる前に「あなたの土俵」を作る
最後にまとめます。
・競合比較で負けるのは、終盤に「聞かれてから」答えているから
・トップ営業は、商談前半でFABECにもとづく「判断基準」を先に渡し、競合を事前排除する
・F(特徴)→A(特長)→B(利益・数値化)→E(説明)で伝え、C(確認=テストクロージング)でお客さんの口から言ってもらう
・商品説明の前に、人間関係構築→ニーズの深掘りの順番を守る。ニーズを知らない商品説明は空振りする
・競合の悪口は言わない。「方向性の違い」という事実で語る
・比較表は「コスト・クオリティ・スピード+自社に有利な軸」「定量と定性を分ける」「専門家でなくても一目でわかる」の3大コツ
・「相見積もり」と言われたら、まず即決を促し、持ち帰りなら自社に有利なモノサシを持たせて帰す
営業は才能ではなく、型です。 競合に負け続けていたあなたも、順番を変えるだけで、明日の商談から変わります。
まずは、あなたの商品のFABECを紙に書き出すこと。そして、あなたが一番強い「判断基準」を3つ、商談前半で渡すトークを台本にすること。 ここから始めましょう。がんばりましょう!
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