競合比較で負けない!FABEC(ファベック)の公式で競合を「事前排除」する営業台本の作り方【トーク例あり】

競合比較で負けない!

 

本記事はこんな方におすすめです。

 

・「他社と何が違うの?」と聞かれると困ってしまうあなた

 

・競合との比較検討・値引き合戦から抜け出したいあなた

 

・FABEC(ファベック)の公式を営業台本に落とし込む具体的な方法が知りたいあなた

 

あなた
あなた
商談の最後に「他社さんとも比較してるんですよね、、、」と言われると、急に自信がなくなってしまいます。
あなたは、競合の名前が出た瞬間、心臓がギュッとなっていませんか?
あなた
あなた
「御社と他社、何が違うんですか?」にうまく答えられず、値引き合戦になって、最後は「検討します」で音信不通になってしまいます、、、。
あなたは、競合比較のたびに、価格勝負に巻き込まれていないでしょうか? 大丈夫です!
加賀田裕之
加賀田裕之
営業がニガテなあなたは

 

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加賀田裕之です。

 

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東京都/パナソニック ホームズ株式会社/パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 /パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社/北陸電力株式会社/中央大学附属中学/平成国際大学/高岡法科大学/株式会社宣伝会議/カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(TSUTAYA、蔦屋書店)/日本経営合理化協会/山梨県農業共済組合/公益財団法人 日本生産性本部/一般財団法人中部生産性本部/中部マーケティング協会/朝日生命保険相互会社/東京商工会議所 /株式会社ポーラ(POLA化粧品)/日本仲人連盟株式会社/一般社団法人協会ビジネス推進機構/株式会社FIT PLACE/合同会社Smart Be/アップルオートネットワーク株式会社/社会保険労務士法人閃光舎/株式会社 日本ヒューレットパッカード/Sansan株式会社/伊藤忠エネクス株式会社/FM J-WAVE/abema TV/SUNTORY 香るエール(広瀬すずさんと共演) 他多数
 

※本サイト内での感想や実績は、クライアント様個人やクライアント様企業の感想や実績であり、同様の結果を保証するものではありません。成果には個人差、企業差があります。

 

競合に負けるのは、あなたの商品が悪いからでも、あなたに才能がないからでもありません。 競合比較を、商談終盤に「聞かれてから」受け身で答えているから負けるのです。

 

トップ営業はどうしてるんですか?
あなた
あなた

商談の前半で、FABEC(ファベック)の公式にもとづいた「判断基準」を先にお客さんに渡して、競合を「事前排除」してしまうのです。

 

この記事では、27年の営業経験と法人営業コンサルの現場から、「FABECの公式による競合の事前排除」を、ダメ営業・普通の営業・トップ営業の違いと、現場でそのまま使えるトーク例で解説します。

 

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なぜ競合比較で負けるのか?本質は「順番」にある

まず、営業で起きている問題の本質からお伝えします。

 

お客さんが「他社と何が違うの?」と聞いてくるのは、商談の終盤です。

 

終盤ということは、お客さんの頭の中には、すでに競合の情報がたっぷり入っています。

 

競合の営業マンのトークも聞いた後です。

 

つまり、終盤の競合質問に答えるというのは、相手が有利な土俵で、後出しジャンケンを「後から」やらされている状態なのです。

 

しかも人間には「確証バイアス」という購買心理があります。

「確証バイアス」とは?
あなた
あなた
確証バイアスとは、先に「良さそうだ」と思った方を正当化する情報ばかり集めてしまう心のクセのことです。

 

たとえば、先に競合のプレゼンで心が傾いていたら、あなたの説明は「アラ探し」の目で聞かれてしまうのです。

 

だから、順番を変えます。 商談の前半〜中盤で、あなたの方から「選ぶときの判断基準」を先に渡してしまうのです。 お客さんの頭の中に「選ぶモノサシ」を先に作ってしまえば、後から競合が何を言っても、あなたが渡したモノサシで測られます。

 

これが競合の「事前排除」です。

加賀田裕之
加賀田裕之
お客さんは商品そのものではなく、「判断基準」で選んでいます。その判断基準を先に作ってあげるのが、トップ営業の仕事なのです。

 

※営業には売れる「順番」があります。商談全体の設計は以下の記事をご覧ください。

 

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FABEC(ファベック)の公式とは?競合を事前排除する商品説明5つの型

加賀田 裕之
加賀田 裕之
FABEC(ファベック)の公式とは、セールスの先進国アメリカで研究し尽くされた、商品説明の5つの型です。

 

【 商品説明で使える「FABEC(ファベック)の公式」 】


1)特徴    : Features


2)特長(長所): Advantages


3)利益    : Benefits


4)説明    : Explanation


5)確認    : Confirmation

 

1つずつ、具体例つきで説明しますね。

 

F:Features(特徴)

あなたの商品・サービスの客観的な特徴です。

 

例)「当社のツールには、AIが入力内容を自動チェックする機能があります」

 

A:Advantages(特長・長所)

競合と比べたときの強み・違いです。

 

例)「他社さんのAIは管理側の作業を自動化する方向ですが、当社は使う現場の判断を支援する方向に特化しています」 ここまでのFとAをあわせたものが、メリット(利点)です。商品側の「良い点」ですね。

 

B:Benefits(利益)

お客さんにとってのベネフィット(利益)、つまり「その商品を手にして、何がどのように変わるのか?何が得られるのか?」です。

 

例)「確認作業が1件30分から10分になり、年間約240万円の人件費インパクトです」 キモは、お金で計れる価値に基づいて、どれだけ儲かるか(お得か)を数値化することです。メリット(利点)だけでは伝わらず、ベネフィット(利益)だけでは根拠がなく説得力がありません。両方必要なのです。

 

E:Explanation(説明)

BまでをふまえてFに戻り、事例やデータを交えて、なぜそれが実現できるのかをわかりやすく説明します。専門用語は使わず、一般の人が理解できる言葉で「部分的に」説明するのがコツです。

 

例)「同業種のお客さんでは、導入3ヶ月で確認作業の時間が58%削減されました。こちらがその推移データです」

 

Eを「evidence(証拠)」と説明している人もいますが、ズバリ、モグリです。アメリカでは「E」はExplanation(説明)です。

C:Confirmation(確認=テストクロージング)

ここが一番大事です。F・A・B・Eを伝えたら、必ず確認します。

 

例)「ここまでで、御社の課題に合いそうでしょうか?」 多くの営業マンは、F(特徴)とA(特長)を一生懸命話して、お客さんの心に刺さっていません。

 

そして多くの営業本は、確認の前で終わります。

 

しかし、伝えっぱなしの商品説明は、ただの「説明」です。

 

C(確認)を入れて、お客さんの口から「たしかに、そこは大事ですね」と言ってもらった瞬間、判断基準がお客さん自身のものになるのです。

 

人は、自分で口に出したモノサシを簡単には捨てられません。これが「一貫性の原理」という購買心理です。

 

加賀田裕之
加賀田裕之
説明ではなく、価値提供。説得ではなく、納得。C(確認=テストクロージング)まで入れることで、競合比較が「あなたの土俵」に変わるのです。詳しくは『営業は台本が9割(きずな出版)』p193でも解説しています。

 

※FABEC(ファベック)の公式を使った「商品説明」の組み立て方は、以下の記事で詳しく解説しています。

 

営業の商品説明:トップセールスの「断ることができない魅力的な提案」FABEC(ファベック)の公式

 

営業 商品説明|トップセールス直伝!魅力的な提案で心を掴む営業テクニック

 

※C(テストクロージング)の具体的なやり方は、以下の記事で詳しく解説しています。

 

テストクロージングとは?トップセールスの成約率を上げる魔法の質問

 

「やりたいです」とお客さんに言われたのに、失注してしまう対策

ダメ営業・普通の営業・トップ営業の「競合比較」の違い

加賀田 裕之
加賀田 裕之
法人向けITツールの営業を例に、3人の営業マンの違いを見てみましょう。

×ダメ営業:競合の悪口を言う

B社さんとも比較してるんですよね。
お客さん
お客さん
ダメ営業
ダメ営業
あー、B社さんですか、、、。正直、あそこはサポートが弱いって評判ですよ。やめた方がいいです。
(、、、私の目が節穴だって言いたいの?)
お客さん
お客さん
これは最悪です。 競合の悪口は、あなた自身の信頼を下げ、B社を検討しているお客さんの判断力まで否定することになります。お客さんは心の中で反発してしまうのです。

 

△普通の営業:聞かれてから機能を並べる

 

B社さんと何が違うんですか?
お客さん
お客さん
普通の営業
普通の営業
はい、当社は機能が豊富でして、○○機能、△△機能、□□機能がありまして、、、。
(うーん、正直どっちでもいい気がしてきた。安い方にしようかな、、、)
お客さん
お客さん
ウソはついていません。でも、終盤に機能を羅列されても、お客さんの頭には残らないのです。 「結局どっちでも同じ。なら安い方」と、価格比較に落ちていきます

 

◉トップ営業:商談前半で「判断基準」を先に渡す

 

トップ営業は、競合の名前が出る前に、自分からこう切り出します。

トップ営業
トップ営業
ご提案の前に、1つだけお伝えさせてください。この分野のツールを選ぶとき、多くの企業さんが後から後悔されるポイントが3つあります。

 

1つ目は導入後の運用費用、

2つ目は現場が本当に使いこなせるか、

3つ目はトラブル時の対応スピードです。

 

今日は、この3つの基準でも見ていただけますか?

たしかに、その3つは大事ですね。
お客さん
お客さん
この瞬間、勝負はほぼ決まっています。 お客さんは、この後どの競合の話を聞いても、この「3つの基準」で測るからです。

 

そして、その3つは、あなたが一番強い土俵なのです。 競合の悪口は一言も言っていません。判断基準の提供だけ。だから誠実で、だから強いのです。

加賀田裕之
加賀田裕之
競合の「事前排除」といっても、悪口を言うことではありません。お客さんが正しく選べるモノサシを先に渡してあげる。これは営業の誠実さそのものなのです。

 

※お客さんのタイプによって、刺さる判断基準は変わります。相手のタイプの見極め方は、SIX MENTAL READING®︎をご覧ください。

 

SIX MENTAL READING®︎(シックスメンタルリーディング)とは?6タイプ別アプローチ

 

タイプ別アプローチ:6つのメンタルタイプ【SIX MENTAL READING®︎】

 

現場でそのまま使える!FABEC競合事前排除トーク例

加賀田 裕之
加賀田 裕之
それでは、FABECの流れに沿った実際のトーク例です。

 

その前に、大事な前提を1つ。商談には順序があります。いきなり商品説明から入ってはいけません

 

どうしてですか?
あなた
あなた

 

手品で最初にタネを明かされたら、その後を見る気がしなくなるのと同じです。

 

ステップ1:人間関係構築

ステップ2:ニーズの深掘り・ウォンツアップをしてから、

ステップ3:商品説明に入るのが、購買心理に基づいた順番です。

 

購買心理

 

【 このトーク例の前提(商談状況) 】

 

・商材:法人向けのAI業務支援ツール(現場の入力・判断を支援するタイプ)

 

・お客さん:製造業。ウェブ受注の受け入れ前に、担当者が1件1件、人的チェックをしている

 

・状況:人間関係構築とニーズの深掘りは済んでいて、「受注前チェックに時間がかかりすぎている。現場の判断を早くしたい」という課題と、チェック作業の件数・時間をヒアリングで確認済み。これから商品説明に入る商談中盤の場面

 

この前提があるから、以下のトークが刺さるのです。ニーズを知らずに話し始めたら、どんなに上手なFABECも空振りします。

 

F(特徴:Features)

「当社のツールには、AIが入力内容を自動チェックして、担当者の確認作業を支援する機能があります」

 

A(特長:Advantages)

「実は、この分野のAI活用には2つの方向性があるんです。1つは『管理する側の作業を自動化する』方向、もう1つは『使う現場の判断と入力を支援する』方向です。他社さんの多くは前者、当社は後者に特化しています。どちらが良い悪いではなく、方向性が違う、というのが正確なところです」

 

B(利益:Benefits)

「先ほど、受注前のチェックに1件30分かかっているとうかがいました。現場支援型ですと、御社の場合、この作業が10分になります。月200件ですと月67時間、年間800時間の削減。人件費換算で年間約240万円のインパクトです」

 

E(説明:Explanation)

「なぜそれができるのかと言いますと、AIが受注データから判断材料を先に集めて、担当者の画面に並べてくれるからです。実際、同じ製造業のお客さんでは、導入3ヶ月で確認作業の時間が58%削減されました。こちらがその推移データです」

 

C(確認:Confirmation=テストクロージング)

「ここまでいかがでしょうか?御社が目指されている『現場の判断を早くする』という方向に、合いそうでしょうか?」

 

そうですね、うちが欲しいのは、まさに現場支援の方です!
お客さん
お客さん
お客さんが自分の口で「現場支援型が欲しい」と言った瞬間、管理自動化型の競合は、お客さんの中で静かに検討外になっていきます。 これが競合の「事前排除」です。あなたは、競合の名前すら出していないのに、です。

 

■さらに強力にする「競合比較表」3つのコツ

FABECトークを1枚の比較表に落とすと、あなたがいない社内会議(稟議)でも、比較表が独り歩きして戦ってくれます。作るときのコツは3つです。

 

コツ1:基本3要素+「自社に有利な比較要素」を入れること

他社比較の基本要素は、1)コスト(料金)、

2)クオリティ(商品の質)、

3)スピード(納期)の3つです。

 

まず、この3つで競合調査をして比較表を作ります。 その上で、あなたの会社が一番強い比較要素(たとえばセキュリティ体制、サポート、導入実績など)を、比較表の軸に「先に」入れてしまうのです。お客さんは、あなたが渡した軸で他社を見に行きます。だから、他社比較されても戻ってきてもらえるのです。

 

コツ2:定量(金額インパクト)と定性を分けること

「年間240万円削減」のような金額の軸と、「多言語対応」「権限管理」のような定性の軸を、混ぜないことです。混ぜると、一番強い「金額」がぼやけてしまいます。

 

コツ3:専門家でない人が一目見て「おー!」とわかること

決裁者は、現場の専門家ではありません。細かい機能の○×表よりも、金額インパクトがドーンと見える表の方が、稟議を通すのです。

 

■それでも「相見積もりしたい」と言われたら?

FABECで事前排除しても、「相見積もりがルール」という会社もあります。そのときの順番は2ステップです。

 

ステップ1:まず、即決を促す

「他社比較したい」は、単に決断を先延ばしにしているだけの場合があります。目の前の方が決裁権者なら、比較表を見せながら自社の有利な点を強調し、即決を促しましょう。

 

ステップ2:自社に有利な軸で比較してもらう

それでも持ち帰りになるなら、自社に有利な比較要素を伝え、自社に有利な比較資料を渡してから、他社の見積もりを取ってもらうのです。手ぶらで帰すのは、ダメ営業。モノサシを持たせて帰すのが、トップ営業です。

 

加賀田裕之
加賀田裕之
比較表は、商談終盤の「防御の道具」ではなく、商談前半の「先手の道具」です。そして、あなたがいない会議室で戦ってくれる、もう一人の営業マンなのです。

 

 

※「相見積もり(あいみつ)」と言われたときの具体的トークは、以下の記事で詳しく解説しています↓

他社比較の98%を成約する営業マンの「相見積もり(あいみつ)」具体的トーク! 

 

他社比較 営業:相見積もり(あいみつ)攻略8つの方法

 

※価値観で選ばれる営業の全体像は、価値観営業®︎の記事をご覧ください↓

価値観営業®︎とは?お客さんの価値観を満たして自然に売れる営業法

 

価値観営業®︎とは?トップ営業の4次元ヒアリング®️FSVEM話法®︎

まとめ:競合比較は、聞かれる前に「あなたの土俵」を作る

最後にまとめます。

 

 

・競合比較で負けるのは、終盤に「聞かれてから」答えているから

 

・トップ営業は、商談前半でFABECにもとづく「判断基準」を先に渡し、競合を事前排除する

 

・F(特徴)→A(特長)→B(利益・数値化)→E(説明)で伝え、C(確認=テストクロージング)でお客さんの口から言ってもらう

 

・商品説明の前に、人間関係構築→ニーズの深掘りの順番を守る。ニーズを知らない商品説明は空振りする

 

・競合の悪口は言わない。「方向性の違い」という事実で語る

 

・比較表は「コスト・クオリティ・スピード+自社に有利な軸」「定量と定性を分ける」「専門家でなくても一目でわかる」の3大コツ

 

・「相見積もり」と言われたら、まず即決を促し、持ち帰りなら自社に有利なモノサシを持たせて帰す

 

営業は才能ではなく、型です。 競合に負け続けていたあなたも、順番を変えるだけで、明日の商談から変わります。

 

まずは、あなたの商品のFABECを紙に書き出すこと。そして、あなたが一番強い「判断基準」を3つ、商談前半で渡すトークを台本にすること。 ここから始めましょう。がんばりましょう!

 

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