資金繰りが苦しい会社を「3年」で立て直す方法|経営再建の手順を解説

資金繰りが苦しい会社を再建する方法

 

【本記事はこんな方におすすめです】

 

・資金繰りが苦しく、「倒産するかも」と不安なあなた

 

・会社を立て直す具体的な手順が知りたいあなた

 

社長
社長
資金繰りが苦しくて、このままだと倒産するかもしれません、、、

あなたは、来月の支払いのことばかり考えて、夜も眠れない……そんな状態でないでしょうか?

 

大丈夫です!

 

加賀田裕之
加賀田裕之
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※本サイト内での感想や実績は、クライアント様個人やクライアント様企業の感想や実績であり、同様の結果を保証するものではありません。成果には個人差、企業差があります。

 

結論からお伝えします。

 

資金繰りが苦しくなった会社は、「1年で元に戻そう」と焦るより、「3年で立て直す」という時間軸を持つほうが、再生の成功率は上がります。

 

なぜ、1年ではなく3年なんですか?
あなた
あなた

理由は3つです。

売上・利益の回復には“タイムラグ”があるから。

営業の型を整えても、成果が数字に表れるまで時間がかかります。1年では「原因分析→改善→実績確認」のサイクルが1回しか回りません。

 

金融機関の信頼は“実績”でしか戻らないから。

銀行が正常化を認めるのは「単月黒字→数ヶ月連続→計画どおり」の実績を見てから。1年では、その実績を積む時間が足りません。

 

焦ると「一発逆転の奇策」に走り、かえって傷を深くするから。

3年あれば、「計画→実行→検証→修正」を毎年くり返せます。1年目に止血、2年目に営業を立て直して利益回復、3年目に正常化。着実に、階段を上っていけるのです。

 

この記事では、「立て直せる会社かどうかの見極め」から「営業の立て直し」「金融機関との交渉」、そして「3年での正常化」までを、順番にお話しします。

 

※まず「今月・来月をどう乗り切るか」という緊急の資金対応(キャッシュの止血)は、こちらの記事にまとめています↓

 

倒産回避!「現金がない?」生き残る為の5つのステップ

 

倒産回避•倒産予防•倒産防止•生き残る為の7つのステップ

 

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その前に:あなたの会社は「立て直せる会社」か

加賀田裕之
加賀田裕之
3年計画に入る前に、いったん冷静に確認したいことがあります。

 

それは「そもそも立て直せる会社なのか」という見極めです。厳しく聞こえるかもしれませんが、大切なことなんです。

見極め……。どうやって判断すればいいんですか?
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
4つの基準で見ます。


(1) 手元の現預金で、あと何ヶ月もつか
。毎月の固定費を払い続けて何ヶ月もつか——これが立て直しに使える“持ち時間”です。

(2) 固定費を削れる余地があるか

(3) 将来、売上が見込めるか。ここがいちばん大事。

(4) やり方を変えられる柔軟さがあるか

この4つですね。

 

加賀田裕之
加賀田裕之
具体的にいきましょう。

 

(1)持ち時間は、たとえば毎月の固定費が200万円で、手元の現預金が600万円なら「3ヶ月」。この3ヶ月で何をするか、と逆算できます。

 

(2)固定費を月150万円まで削れれば、同じ現預金でも「4ヶ月」に延びる。

 

(3)将来売上は、「一時止まったけれど、指名の問い合わせが毎月◯件は戻ってきている」なら見込みアリ。まったくゼロなら、正直きびしい、という判断です。

 

(4)は、店舗のみ→テイクアウト・EC追加、対面のみ→オンライン商談追加、といった変化ですね。

自分の会社の“持ち時間”、ちゃんと計算したことがなかったです。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
それなら、立て直しに挑む価値は十分にあります。ただ、もし4つすべてが厳しいなら

 

1)現金も乏しい

2)固定費も削れない

3)売上の見込みもない

4)やり方も変えられない

、、、。

 

そのときは無理な延命より、早めに弁護士や事業再生の専門家に相談してください。この話は、あとでもう一度しますね。

今、赤字なんですが……もう立て直せないんでしょうか?
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
そんなことはありません。見るのは“今の赤字”より、“これから本業で利益を出せるか”

 

今は赤字でも、手元資金でしのぐ間に利益を出せる見込みがあればOKです。

 

もうひとつ、“銀行にもう一度あたる”のも大事。「何度か断られた」「担当が変わって疎遠になっている」というだけで諦めている社長さんは多いですが、現状を改善して将来性をきちんと示せれば、通ることもあるんですよ。

 

【「立て直せる会社か」を見極める6つのチェック】

 

・手元の現預金で、固定費を払いながら“あと何ヶ月もつか”

 

・本業で営業利益が出ているか(今は赤字でも、これから出せる見込みがあるか)

 

・固定費を削れる余地があるか

 

・将来、売上が見込めるか(← ここがいちばん大事)

 

・やり方(ビジネスモデル)を変えられる柔軟さがあるか

 

・銀行から、新たに融資を受けられそうか

 

そうは言っても、自分一人では、営業を挽回するための「売れる営業台本」を作成することができません。
社長
社長

 

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苦しいときの「3つの反応」

加賀田裕之
加賀田裕之
苦しくなったときの経営者は、だいたい3タイプに分かれます。

 

ダメな経営者は「一発逆転」に賭ける

 

新規事業だ、新店舗だ、と。気持ちはわかりますが、余裕のないときの賭けは、たいてい傷を深くします。

加賀田裕之
加賀田裕之
普通の経営者は「とにかく全部削る」

 

無駄はなくすべきですが、“売上をつくるお金”まで削ると、立ち直る力そのものを失います。

 

 

そして再生できる経営者は「3年後の姿」から逆算する

 

今回お伝えしたいのは、この3つ目です。

正直、僕は「一発逆転」を考えていました。危ないところでした。
社長
社長

 

ステップ1:最初に「窮境(きゅうきょう)原因」を探す

 

加賀田裕之
加賀田裕之
まず、「なぜ資金が足りないのか」を探します。会社が苦しくなった原因を「窮境(きゅうきょう)原因」と呼びます。

 

ここで知っておいてほしいことがあるんです。倒産の原因を調べると、最も多いのは「販売不振」——つまり“売上が足りない”ことなんですよ。

てっきり、財務とか借入の問題だと思っていました。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
そう思いがちですよね。でも大元をたどると、原因の多くは「売れていないこと」。だから窮境原因は「売上が足りない」で終わらせちゃダメ。

 

なぜ売上が上がらないのか

・商品か

・価格か

・営業か

・広告か

・販売チャネルか。

 

一段深く掘ると、初めて打ち手が見えてきます。

原因の多くが「売れていないこと」なら……立て直しの本丸は、営業ってことですね。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
その通りです。

 

再生の本丸は、営業を立て直すこと。あとで重点的にお話ししますね。

 

ステップ2:「削る経費」と「残す経費」を分ける

 

加賀田裕之
加賀田裕之
経費は、2つに分けて考えると整理できます。

 

削っていい経費は、家賃・光熱費・使っていないサービス・過剰な契約。特に家賃(オフィス・倉庫)や遊休資産(使っていない設備・在庫)は、額のインパクトが大きいので優先します。

人件費も、削ったほうがいいですか?
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
人件費は要注意です。

 

やり方を誤ると労務トラブルになって、かえって高くつく。減額や人員整理は、必ず正しい手続きを踏んで、社労士さんに相談してくださいね。

加賀田裕之
加賀田裕之
たとえば、いきなり「来月から給料を2割カットします」と一方的に通告すると、労働条件の不利益変更にあたって、あとで「無効だ」と争われることがあります。

 

順番としては、

まず残業を減らす

次に賞与を見直す

それでも厳しければ希望退職を募る

 

影響の小さいところから、本人の同意を得ながら進めるのが基本です。自己流でやらず、社労士さんと一緒に進めてください。

加賀田裕之
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そして——絶対に一緒に削っちゃいけないのが「売上をつくるお金」です。

 

社長がお客さんに会う交通費、新規開拓の営業費、経営者交流会の参加費、新規のお客さんを獲得する広告宣伝費。

 

ここまで削ると、コストは下がったのに売上も一緒に落ちて、もっと苦しくなります。

 

「削る経費」と「残す経費」を、はっきり分けましょう。

 

ステップ3:営業活動を「数字(KPI)」にする【再生の本丸】

加賀田裕之
加賀田裕之
ここが、あなたの再生を左右するいちばん大事なところです。倒産原因の多くは「売れていないこと」でしたよね。だから再生のカギも「どう売上を戻すか」。

 

でも——「営業をがんばります」だけでは、計画になりません。

たしかに、いつも「がんばる」で終わっていました……。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
だから、行動を数字にするんです。「毎月◯社へ新規営業」「既存のお客さん◯社へ追加提案」「紹介を毎月◯件」というように。

 

さらに大事なのは、「何をするか→いくら使うか→いくら売上が増えるか」までセットで考えること。売上計画・行動計画・経費計画がそろって、初めて“現実的な”改善計画になります。

 

営業で注意すべき重要数字「KPI」については以下の記事を参考にしてください↓

 

営業 KPI : 営業はKPI(数字)が全て。勝てる設定方法・実戦で使える12選

 

営業 KPI : 営業はKPI(数字)が全て。勝てる設定方法・実戦で使える12選

 

数字にすると、急に具体的になりますね!
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
そして、いちばん大切なこと。

 

数字を決めても、実際に成約につながらなきゃ意味がない。「◯社に営業する」の“中身”——初回の入り方、ヒアリング、提案、クロージングの順番——ここが整っているかで、同じ訪問数でも結果はまったく変わります。

 

【たとえば、こんなに変わります】 

 

・成約率5%なら、20社回って1社

 

・営業の「型」を整えて成約率20%になれば、同じ20社で4社

動く量は同じでも、結果は4倍。再生期の限られた時間とお金を、どこに使うか。ここで差がつきます。

訪問数を増やす体力勝負じゃなくて、一件あたりの成約率を上げる、と。そっちに舵を切ります。
社長
社長

営業を才能ではなく“型”として立て直す具体的な方法は、台本営業®︎・価値観営業®︎セミナーでお伝えしています。詳しくは↓

 

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ステップ4:金融機関と「返済条件」を相談する

 

加賀田裕之
加賀田裕之
会社に将来性があっても、毎月の元本返済が大きいと、営業を立て直す前に現金がなくなることがあります。

 

そこで検討するのが、金融機関との返済条件の見直し=リスケジュール(リスケ)

 

返済額を一時的に減らしてもらったり、期限を延ばしてもらうことです。

リスケって、そう簡単にできるものなんですか?
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
正直に言うと、万能ではありません。複数の銀行から借りていると、各行が横並びで動くので、交渉は簡単じゃない。

 

でも——“きちんとした経営改善計画”を手に持って臨めば、話は変わります。銀行が見るのは「この計画で本当に返せるようになるのか」の一点。

 

だから資金繰り表と事業計画書(短期・中期・長期)を、ていねいに作り込むことがカギなんです。

その“資金繰り表”とか“経営改善計画”って、具体的にどう作るんですか?
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
むずかしく考えなくて大丈夫。

 

資金繰り表は、月ごとに「月初の現金→入るお金→出るお金→月末の現金」を並べるだけ。12ヶ月先まで書くと、何月に現金が底をつくか(デッドライン)が一目でわかります。

 

【資金繰り表の作り方(毎月・12ヶ月分)】

・まず、日本政策金融公庫の無料ひな型(簡易版)を用意する 

 

・過去の月は“実績”、これからの月は“予測(予算)”を入れる(予算は厳しめに) 

 

・記入は“現金主義”=実際に入金・出金した月で書く(売掛金は回収した月に) 

 

・毎月の形は「① 前月繰越現金 + ② 収入計 - ③ 支出計 ± ④ 財務収支 = ⑤ 翌月繰越現金」 

 

・⑤がいつマイナスになるか=“デッドライン”を見る 

 

・更新は、月1回は確定/資金が厳しいときは週1回

加賀田裕之
加賀田裕之
作るときのコツを3つ。

 

① 売掛金は“回収した月”に書く(売り上げた月ではなく、という現金主義)。

 

② 予算は少し厳しめに立てる。

 

③ 借入返済は「元金」と「利息」を分けて書く。よくある失敗は、税込・税抜の混在や、賞与・納税・保険料の年払いといった“季節の大きな支払い”の見落とし。ここを外すと、足りるはずの現金が足りなくなります。

エクセルで、自分でも作れるものなんですか?
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
作れます。ゼロから作らなくても、日本政策金融公庫のサイトに無料のひな型があります。

 

そこに“過去の実績”を埋めて、“これからの予測(予算)”を足していくだけ。

 

最低でも月1回は確定させ、資金が厳しいときは週1回見直す。それだけで、現金が底をつく1〜2ヶ月前に気づけるようになります。

ひな型(資金繰り表・経営改善計画書)は、「日本政策金融公庫」のサイトから無料でダウンロードできます↓

 

各種書式ダウンロード|資金繰り表・経営改善計画書のひな型(日本政策金融公庫)

 

https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_chusho.html

 

 

経営改善計画も同じで、「原因→対策→必要経費→見込み売上」をつなげるだけ。

 

たとえば、、、

「原因=新規のお客さんが減った」

「対策=毎月20社に新規営業し、成約率を10%→20%へ」

「必要な経費=広告 月10万円」

「見込み=売上 月80万円増」。

 

これを1年目・2年目・3年目に並べれば、そのまま銀行に見せられる計画になります。

そういえば銀行から、“事業計画書も出して”と言われました。経営改善計画とは違うんですか?

社長
社長
加賀田 裕之
加賀田 裕之
ひとつ整理しておきましょう。「経営計画書」と「事業計画書」は別物です。

 

経営計画書は“会社全体を3〜5年でどうするか”の地図、事業計画書は“個別の事業を1〜3年でどう回すか”の設計図。

 

銀行は、両方の目でこの会社の将来を見ています

 

 

中身は、何を書けば銀行に響くんですか?
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
銀行に出すときのコツは、「現状→課題→解決策→数値目標」の順で、抽象語を避けて“数字と行動”に落とすこと。

 

 

“売上を伸ばす”ではなく「来期までに月商◯万円」、“集客をがんばる”ではなく「月◯件の問い合わせ」と書くんです。数字にした瞬間、銀行の見る目が変わりますよ。

【計画書に盛り込む主な項目】

 

・事業の概要と現状分析(自社の強み・課題)

 

・経営ビジョンと数値目標(いつまでに、いくら)

 

・商品・サービスの強み(競合との違い)

 

・売上計画・収支の見通し(3〜5年分)

 

・集客・販売・マーケティングの戦略

 

・組織体制・人材

 

・資金繰り・資金調達の見通し

 

・想定されるリスクと対応策

 

 

【銀行に伝わる書き方のコツ】

 

・「現状 → 課題 → 解決策 → 数値目標」の順で書く

 

・抽象語を避け、“数字と行動”に落とす(「売上を伸ばす」→「来期までに月商◯万円」)

 

・銀行がいちばん見る“返済の見通し”を、はっきり示す

 

・過去の実績やデータで裏づける

 

 

「経営計画書」と「事業計画書」の違いや、銀行に伝わる書き方のポイントは、こちらが参考になります↓

 

経営計画書とは?事業計画書との違い、書き方のポイント(みずほ銀行)

 

https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/account/tips/topic_141.html

 

これなら、自分でも作れそうです。銀行に持っていく“武器”になりますね。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
そうです。大事なのは、返済を止めること自体が目的じゃない、ということ。返済負担を軽くしている間に、会社を立て直す。これが目的です。

 

計画書は作れそうです。でも、銀行にうまく話せる自信がなくて……。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
大丈夫。融資交渉も、じつは“営業”なんです。私自身、勤め人時代に10億円の借入を成功させたことがあります。コツは3つ。

 

①資金使途(何に使うか)、

 

②返済可能性(どう返すか)、

 

そして意外と大事なのが

③担当者を味方につけること。

 

担当者は、あなたの代わりに上司を説得して稟議を通してくれる“社内の営業マン”ですからね。

 

銀行融資を成功させる具体的なコツ(10億借りた実体験)は、こちらでくわしく解説しています↓

 

銀行融資のコツ|借り入れを成功させる3つのポイント(資金使途・返済可能性・担当者)

 

銀行から融資を引き出す3つのポイント!10億の借入を成功させた営業の極意

【3年計画】1年ごとに「計画→実行→検証→修正」を回す

 

加賀田裕之
加賀田裕之
1年目は「原因分析」と「止血」

 

窮境原因を調べ、不要なコストを削り、営業を立て直し、必要な営業経費は確保して、資金繰りを安定させる。

 

1年たったら、必ず結果を確認します。売上はいくら戻ったか、利益は、現金は。計画と実績を必ず比べる。

加賀田裕之
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2年目は「改善」と「修正」

 

計画通りにいかなくても終わりじゃありません。“なぜ達成できなかったか”を分析して修正する。広告が効かなければ別の手を、紹介が強ければルートを増やす。うまくいく方へ、社長の時間を集中させます。

加賀田裕之
加賀田裕之
3年目は「正常化」

 

利益が戻り、現金が安定してきたら、金融機関と相談しながら、可能な範囲で元本返済を再開していく。「最初から3年間、返済を止める」んじゃない。

 

計画→実行→検証→修正→再協議を、1年ごとにくり返すんです。

止めるんじゃなくて、1年ごとに回していく。イメージがつかめました。
社長
社長

 

自分ひとりで抱えないで——専門家という選択肢

 

加賀田裕之
加賀田裕之
正直にお伝えします。すべての会社が同じように立て直せるわけではありません。

 

3年計画を回しても赤字が止まらない、リスケが進まない、債務が資産を大きく上回っている(債務超過)——そんなときは、無理を重ねる前に、専門家の力を借りてください。

専門家って、こういうときは誰に相談すればいいんですか?
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
弁護士は法的な整理や債権者との交渉に、税理士・認定経営革新等支援機関は改善計画づくりや銀行交渉に、事業再生の専門家は“たたむ”のではなく“立て直す”方向の再生に力を貸してくれます。

 

再生には「私的整理」(裁判所を通さず金融機関と直接交渉)と「法的整理」(民事再生など裁判所の手続き)があって、将来性があれば、たたまずに立て直せる道が残っていることも多いんですよ。

たたむだけじゃなくて、立て直す道もあるんですね。少し、気持ちが軽くなりました。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
それに、思い出してください。あの日本航空(JAL)も、マクドナルドも、倒産の危機や大赤字から見事にV字回復しています。

 

再生の道は、必ずあります。中小企業にも、日本政策金融公庫の「事業再生・企業再建支援資金」や、認定支援機関のサポートがあります。

その大企業、具体的にどうやったんですか? ポイントだけでも知りたいです。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
あの3社が“何をしたか”を見ると、ヒントになります。

 

日本航空は、不採算の路線と人員を大胆に削り、社員の意識改革で高収益企業に。

 

ダイエーは、あれこれ広げた事業をたたんで“祖業の小売”に集中。

 

マクドナルドは、失った信頼を情報開示で取り戻し、強みのマーケティングを磨き直しました。

加賀田裕之
加賀田裕之
共通点は、“一発逆転の新規事業”ではなく、“ムダを削り、本業・強みに集中し、意識を変えた”こと。規模はまったく違っても、あなたがやることと、本質は同じなんです。

 

【経営再建・事業再生の主な手法】

 

・まず“再建できるか”を分析する(窮境原因=苦しくなった原因を特定)

 

・私的整理…裁判所を通さず、金融機関と直接交渉してリスケ(返済条件を見直す)

 

・法的整理…民事再生・会社更生など、裁判所の手続きで再生する

 └ 民事再生は現経営陣が残れる/会社更生は経営陣が退く

 

・中小企業向けの支援…日本政策金融公庫「事業再生 

 

・企業再建支援資金」、認定経営革新等支援機関のサポート

 

・必要なら、経営者・役員の交代も選択肢に

 

経営再建・事業再生の手法や、実際のV字回復事例(日本航空・ダイエー・マクドナルド)は、こちらが参考になります↓

 

経営再建とは?企業再生の事例や手法も解説(マネーフォワード クラウド)

 

「まだ大丈夫」じゃなくて、早めに相談する、ですね。少し勇気が出ました。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
最後に、備えの制度も知っておいてください。

 

「経営セーフティ共済(倒産防止共済)」は、中小機構の公的な制度です。掛金は月5,000円〜20万円で、全額を経費にできる。もし取引先が突然倒産して売掛金が回収できなくなったら、積み立てた額の10倍(上限8,000万円)まで、無担保・無保証で借りられます。

加賀田裕之
加賀田裕之
ただし、解約時には受け取ったお金に税金がかかるので、“節税”というより“税金を払うタイミングを後ろにずらす”制度。

 

立て直したあとの“守り”として、頭の片隅に置いておくと安心ですよ。

取引先の連鎖倒産に備える「経営セーフティ共済(倒産防止共済)」について、詳しくはこちら↓

 

倒産防止共済(経営セーフティ共済)で節税するには?活用方法や注意点(マネーフォワード クラウド)

 

 

最後に:経営者の「心」も、立て直しの土台です

 

加賀田裕之
加賀田裕之
資金繰りが苦しいと、夜も眠れず、頭の中が不安でいっぱいになりますよね。

 

でも——追い詰められると、人は判断を誤ります。

 

だから、心を落ち着ける習慣も、立て直しの立派な“土台”なんです。

正直、不安で、まともに考えられない日もあります……。
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
わかります。でも大丈夫。

 

メンタルは、生まれ持った才能じゃありません。筋トレと同じで、毎日の習慣で鍛えられるんです。

 

たとえば“インカンテーション”——自分を奮い立たせる言葉を、毎朝、声に出す。トップ営業も使っている、シンプルで強力な方法ですよ。

 

自分を奮い立たせる「インカンテーション」のやり方は、こちらで詳しくお話ししています↓

 

インカンテーションとは?年収6,600万、トップ営業「目標達成の魔法」

インカンテーションとは?年収6,600万、トップ営業「目標達成の魔法」

 

「落ち込んでも、すぐ立ち直る」——そんな心の鍛え方は、こちらもどうぞ↓

 

メンタルを強くして営業力を上げる!『心を鍛える言葉』

 

メンタルを強くして営業力を上げる!:『心を鍛える言葉』

 

まず、朝の言葉から変えてみます。少し、前を向けそうです。
社長
社長

 

実際に、台本営業®︎で「倒産の危機」を乗り越えた社長がいます

ここまでの内容は、絵空事ではありません。実際に、倒産寸前から本業の営業を立て直して復活した社長を、2人ご紹介します。

 

倒産寸前だったんですが、月商300万1,000万になって、持ち直しました!
河原崎社長
河原崎社長

有限会社かわでんの河原崎社長は、「3ヶ月後に現金がショートしそうだ」という状況から、台本営業®︎コンサルを受けて、わずか1ヶ月で月商を3倍(300万→1,000万以上)に。一発逆転の奇策ではなく、本業で、出された課題を“素直”に実行した結果でした。

 

河原崎社長の詳しいエピソードはこちら↓

 

倒産寸前から、1ヶ月後に月商3倍(1,000万)になった!有限会社かわでん 河原崎社長

営業コンサル1カ月後に売上3倍!倒産寸前が月商1,000万!河原崎社長

 

あと3ヶ月で倒産の危機から、売上が月700万円で安定しました!ホッとしています。
解体業 菅尾社長
解体業 菅尾社長

解体業の菅尾社長は、売上が通常の7割ダウン、半年赤字、「あと3ヶ月で倒産」という状況でした。営業台本で本業に立ち返り、取引先との人間関係を“熱心で親切な専門家と相談者の関係”として築き直したところ、月700万円を数ヶ月にわたり継続。倒産の危機を回避しました。

 

菅尾社長の詳しいエピソードはこちら↓

 

あと3ヶ月で倒産が、700万継続的に売れるように!解体業 菅尾社長

“解体業営業コツ”後3ヶ月で倒産の危機から、安定して月700万売り上げ!

 

加賀田裕之
加賀田裕之
2人に共通するのは、「一発逆転の奇策ではなく、本業の営業を、素直に、正しい型で立て直した」こと。まさに、この記事でお伝えしてきた通りなんです。あなたにも、必ずできます。

※本サイト内での感想や実績は、クライアント様個人や企業の感想・実績であり、同様の結果を保証するものではありません。成果には個人差・企業差があります。

 

まとめ:3年後の会社から逆算しよう

加賀田裕之
加賀田裕之
資金繰りが苦しいと、どうしても「来月の支払い」ばかり考えてしまう。

 

でも、経営者のあなたには、もう少し長い視点も必要です。

 

「3年後、この会社をどういう状態に戻したいのか」。そこから逆算する。1年目は止血、2年目は営業を立て直して利益回復、3年目は正常化。資金が完全になくなる前に、動くこと。これが何より大切です。

今日、道筋が見えました。まず窮境原因を探して、営業を数字にするところから始めます。ありがとうございました!
社長
社長
加賀田裕之
加賀田裕之
会社の再生は、一発逆転ではありません。小さな改善を積み重ねながら、少しずつ正常な状態へ戻していくもの。

 

あなたがどんなときでも、わたしはあなたのそばにいて応援しています。いっしょに、がんばりましょう!

 

 

【この記事のまとめ】

・まず「立て直せる会社か」を4つの基準(手元資金・固定費・将来売上・やり方の柔軟性)で見極める

 

・倒産原因の多くは「売れていないこと」。だから再生の本丸は“営業の立て直し”

 

・窮境原因は一段深く掘り下げて特定する

 

・「削る経費」と「売上をつくるために残す経費」を分ける

 

・営業活動を数字にする(売上計画・行動計画・経費計画をセットで)

 

・訪問数だけでなく、一件あたりの“成約率”を上げる

 

・金融機関とは、計画書を手に返済条件を相談する

 

・返済負担の軽減は「立て直す時間」をつくるために行う

 

・1年ごとに計画と実績を確認し、修正して再協議する

 

・3年やっても難しいときは、早めに専門家(弁護士・税理士・認定支援機関)へ

 

・3年後の正常化から逆算して進める

 

今日も良い一日でありますように。あなたのビジネスの成功を、心からお祈りしています。

 

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