契約キャンセルをひっくり返す方法|「やめたい」を覆す5ステップ【トーク例】

キャンセルひっくり返し

 

✔【本記事はこんな方におすすめです】

・お客さんから急に「キャンセルしたい」と言われて、どう返せばいいか分からず困っているあなた

 

・キャンセル連絡がある契約を「やっぱりお願いします」にひっくり返す具体的な言葉が知りたいあなた

 

読者(あなた)の悩み

あなた
あなた
契約したお客さんから、急に「やっぱりキャンセルしたい」と言われて、頭が真っ白です…。

あなたは今、契約確実だと思っていたお客さんから、キャンセルをほのめかされて、焦っていないでしょうか?

 

契約したのに後日、キャンセルを言い出される、、、あれは、本当にショックですよね。心臓がキュッとなる、あの感覚。よく分かります。

 

大丈夫です!

 

 

加賀田裕之
加賀田裕之
営業がくるしい、あなたは

 

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加賀田裕之です。

 

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東京都/パナソニック ホームズ株式会社/パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 /パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社/北陸電力株式会社/中央大学附属中学/平成国際大学/高岡法科大学/株式会社宣伝会議/カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(TSUTAYA、蔦屋書店)/日本経営合理化協会/山梨県農業共済組合/公益財団法人 日本生産性本部/一般財団法人中部生産性本部/中部マーケティング協会/朝日生命保険相互会社/東京商工会議所 /株式会社ポーラ(POLA化粧品)/日本仲人連盟株式会社/一般社団法人協会ビジネス推進機構/株式会社FIT PLACE合同会社Smart Be/アップルオートネットワーク株式会社/社会保険労務士法人閃光舎/株式会社 日本ヒューレットパッカード/Sansan株式会社/伊藤忠エネクス株式会社/FM J-WAVE/abema TV/SUNTORY 香るエール(広瀬すずさんと共演) 他多数
  

※本サイト内での感想や実績は、クライアント様個人やクライアント様企業の感想や実績であり、同様の結果を保証するものではありません。成果には個人差、企業差があります。

 

この記事では、「やめたい」を「やっぱりお願いします」に変える、キャンセルひっくり返しの技術を、現場でそのまま使えるトーク例つきでお伝えします。

 

営業歴27年、営業台本(トークスクリプト)の専門家として、これまで数多くの「キャンセルからの逆転」を見てきました。その中で分かった”型”を、そのままお渡しします。いっしょに見ていきましょう。

 

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【本質】キャンセルは「NO」ではなく「サイン」

まず、いちばん大事なことからお伝えします。

 

キャンセルを言われた瞬間、多くの営業マンは、2つのうちのどちらかに動きます。

 

ひとつは、「もう無理だ」と、その場であきらめてしまう。連絡が来た時点で心が折れて、何もせずに手放してしまうんです。じつは、これがいちばん多いかもしれません。

 

もうひとつは、逆に“引き止め”に走る。「そこをなんとか」「もう一度だけ考えてください」と。でも、これもたいてい逆効果です。押されたお客さんは、もっと逃げたくなります。

 

あきらめるか、押すか。

 

でも、正解は、そのどちらでもありません。

 

ここで、発想を変えてください。キャンセルの申し出は、「あなたが嫌だ」「NO」ではありません。多くの場合、「今の提案が、私の”本当にやりたいこと”に、まだ合っていない」というサインなんです。

でも加賀田さん、本当にやめたいから、わざわざ連絡してきたんじゃないんですか?
あなた
あなた
加賀田裕之
加賀田裕之
いい質問です。じつは、そこを見分けるポイントがあるんですよ。

連絡が来た時点で、”ひっくり返してほしい”の合図です

ここで、大事な見分け方をお伝えします。

 

本当に、本当にもうやめたい人は、、、わざわざあなたに連絡してきません。

 

たしかに!クーリングオフのはがき内容証明郵便を、黙って一方的に送りつけて、「もう二度と会いたくない」。それで終わりですね!
あなた
あなた

そうなんです。

 

書面で、しかもこちらが口をはさむ余地なく送ってくる。決意が固まっている。そこまでいってしまうと、正直、ひっくり返すのは難しい。というか、その場合はひっくり返そうとしない方がよいです。

 

でも、考えてみてください。

 

わざわざメールの文章を送ってきたり、電話をかけてきたりする。これは、どういうことでしょうか?実は、これこそが”合図”なんです。

 

「本当は、ひっくり返してほしい」というお客さんからのサイなんですね!

 

黙って去ることもできるのに、去らない。理由をていねいに書いて、連絡をくれる。

あなた
あなた

それは、心のどこかに「もし納得できたら、続けたい。ひっくり返してほしい」という気持ちが、まだ残っている証拠なんです。

 

だから、ていねいな解約メールや、わざわざの電話が来たときこそ、チャンスです。やることは2つ。

 

①お客さんの”本音”を聞く(四次元ヒアリング®)。

②その本音に合わせて、提案そのものを作り変える価値観営業®)。

これが、キャンセルひっくり返しの核心です。

 

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そうは言っても、自分一人では、売れる営業台本を作成することができません。
あなた
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なぜ、お客さんは「やめたい」と言い出すのか?

ひっくり返す前に、原因を知っておきましょう。キャンセルの理由は、大きく4つに分かれます。そして、原因によって打つ手が変わります。

 

①「押し売りされた」と感じてしまった(信頼の問題)

商談で、営業マンがしゃべりすぎた。説明でお客さんを追い込んでしまった。その場では「はい」と言ったけれど、家に帰って冷静になると「あれ、押し切られただけかも」と。

 

→ 打つ手:いったん営業モードを下ろして、ラポール(信頼関係)を貼り直す。

 

②周りに相談して、不安になった(確信の問題)

契約しようと思っていたのに、家族・同僚・ネット検索で、あらぬ情報を入れられて不安になった。「本当に大丈夫かな」と、確信が揺らいだ。

 

→ 打つ手:得られる価値と”近い未来”を、もう一度ていねいに見せる。

 

③そもそも提案が、本音に合っていなかった(価値観の問題)

これが、いちばん見落とされていて、いちばん重要です。表面的には「お金が」「タイミングが」と言うけれど、本当は”提案の中身”が、お客さんの本当にやりたいこととズレていた。

 

→ 打つ手:本音を聞いて、提案そのものを作り変える。

 

④いざ「お金を払う」段になって、不安になった(支払いの問題)

契約では「はい」と言った。でも、まだ全額は払っていない。一部だけ、あるいは、まだ振り込んでいない。そして、いざ”お金を払う”その瞬間になると、「本当に、これでよかったのかな」と、急にこわくなる。

 

たしかに!お金が実際に財布から出ていくときに、いちばん不安になります!
あなた
あなた

→ 打つ手:支払いのハードルを下げる(分割や、一段軽いプラン=ダウンセル)。そして、決まったら入金までを早く、迷う”間”をつくらない。

 

多くの営業記事は、①②までしか書いていません。

 

でも、現場でいちばん効くのは③、そして見落とされがちなのが④です。このあとで実例をお見せします。

 

「やめたい」の分かれ道|ダメ営業・普通の営業・トップ営業

同じ「キャンセルしたい」に対して、対応ひとつで結果はまるで変わります。

×ダメ営業

ダメ営業
ダメ営業
そうですか…。残念ですが、しかたないですね。またご縁がありましたら。

いちばん多いのが、これ。連絡が来た時点で「もう無理だ」とあきらめてしまうんです。何も手を打たずに、そのまま手放す。ひっくり返せたはずの契約を、自分から捨てているようなものです。

 

△普通の営業

普通の営業
普通の営業
え、なぜですか? やるって言ったじゃないですか!

あきらめないだけ、ダメ営業よりはマシ。でも、今度は”問い詰めて”しまう。「なぜ?」「言ったのに」と押し返された瞬間、お客さんは責められた気がして、心を閉じます。これも逆効果です。

 

◉トップ営業

トップ営業
トップ営業
正直に教えてくださって、ありがとうございます。差し支えなければ、どのあたりが引っかかっているか、もう少しだけ聞かせてもらえますか?

トップ営業は、まず”本音を話してくれたこと”を受け止めます。そのうえで「本当はどうしたいのか?」をいっしょに整理し、お客さんの価値観に合わせて、提案そのものを作り変えます。

 

引き止めるのではなく、”作り変える”。ここが、トップ営業の分かれ道です。

 

キャンセルをひっくり返す5ステップ【トーク例】

では、現場でそのまま使える順番です。「やめたい」の連絡が来たら、この5ステップでいきましょう。

ステップ1:まず、”本音を出してくれたこと”を肯定する

否定でも、説得でもありません。まず感謝から入ります。

 

トーク例
「ご連絡ありがとうございます。まず、正直に気持ちを伝えてくださって、うれしいです。それだけ真剣に考えてくださった証拠ですから。」

 

“電話”でやってください。メールやLINEの往復では、本音は出てきません。もし電話に出なければ、「直接お電話でお話ししたいです」と一言だけ残しておく。まずは、声が聞ける状態をつくるんです。

 

ステップ2:まず”キャンセルの心理”を聞く(四次元ヒアリング®)

いきなり「なぜですか?」と問い詰めると、身構えられます。まずは、お客さんが今どんな気持ちでいるのか

 

“キャンセルの心理”を、そっと聞かせてもらいます。

人がキャンセルを言い出すとき、心の中は「不安」「迷い」「申し訳なさ」でいっぱいです。そこを飛ばして解決策に走っても、まったく響きません。まずは、その気持ちを吐き出してもらうんです。

 

トーク例(キャンセルの心理を聞く)
「差し支えなければ、で大丈夫です。今回、どのあたりが引っかかっているのか、もう少しだけ聞かせてもらえますか? 〇〇さんにいちばん合う形にしたいので。」

 

ここをていねいに聞くと、たいてい、最初のメールには書いていなかった“本当の引っかかりどころ”が出てきます。「金額が重い」のか、「内容が自分に合わない」のか、「タイミング」なのか。この引っかかりどころが分かって、はじめて次の一手(提案の作り変え)が決まります。

そんな質問で、本当に本音なんて話してくれるんですか?
あなた
あなた
加賀田裕之
加賀田裕之
話してくれますよ。”問い詰める”のではなく、「〇〇さんに合う形にしたいので」と伝えて聞くんです。責められないと分かると、お客さんは初めて「本当はね…」と口を開きます。

ステップ3:お客さんの価値観を、言葉にして返す

本音が出てきたら、それを”言葉にして”して返します。

 

トーク例
「なるほど。〇〇さんが本当に大事にしたいのは、△△なんですね。」

 

自分の本音を、営業マンの口から整理して返してもらえると、お客さんは「この人は分かってくれている」と感じます。ここで、信頼が一気に戻ります。

 

ステップ4:提案そのものを作り変える(ダウンセルも一手)

そして、ここが本番です。同じ提案のまま引き止めるのではなく、ステップ2で分かった”引っかかりどころ”に合わせて、提案の中身を変えます。分かれ道は、大きく2つです。

 

①「金額が重い」のが本音なら → 一段軽いプランを出す(ダウンセル

フルのプランが重いなら、まず”入り口”になる軽いプランを用意します。これをダウンセルといいます。

 

「ダウンセル」については以下の記事も参考にしてください↓

 

ダウンセルのトーク例|断られてから成約する営業術【値引きとの違い】

 

ダウンセルのトーク例|断られてから成約する営業術【値引きとの違い】

 

お客さんは「高すぎて無理」から「これならできる」に変わります。※同じ商品をただ値引きするのとは、まったく違います。“続けられるサイズ”に組み替えるんです。

 

②「内容が合わない」のが本音なら → 同じ金額のまま、中身を組み替える

お客さんに合う形へ、中身を作り変えます(さきほどのヨガ教室のケースがこれです)。

 

トーク例
「それでしたら、今の形にこだわらなくていいと思うんです。〇〇さんに合わせて、△△に切り替えませんか? そのほうが、やりたいことに、まっすぐ進めます。」

 

ステップ5:”はい”が出たら、入金と次回をその場で固める

気持ちが決まったら、あとは早いほうがいい。ここでモタつくと、また揺り戻します。

 

その場で入金・決済の段取りを決める(入金サイクルは短く)。内金や着手金があれば、その場で。次回の約束(日程)を、必ずその場で確定する。

 

「気持ちが固まったのに、手続きが遅れて、また冷めてしまった」——これは、本当にもったいない。決まったら、すぐ形にしましょう。

 

【実例】解約寸前のお客さんを、ひっくり返したケース

抽象論だけでは伝わりにくいので、実際に僕がクライアントさん(ヨガ・ピラティスのインストラクター養成講座を運営している女性)から相談を受けて、生徒さんの解約をひっくり返したときの、やりとりをそのままお見せします。

加賀田さん、大変です…。

 

この前契約した養成講座の生徒さんから「やっぱり解約したい」ってメールが来てしまって。あんなに前向きだったのに、、、。

ヨガ教室オーナー
ヨガ教室オーナー
加賀田裕之
加賀田裕之
大丈夫ですよ。まず落ち着いてください。そのメール、どんな文章でした?
すごく丁寧で…。

「相談に乗ってもらったのに申し訳ないです」

「方向性が自分のやりたいことと少し違う」

「金銭的にも難しい」

って書いてありました。

ヨガ教室オーナー
ヨガ教室オーナー
加賀田裕之
加賀田裕之
それ、じつは”合図”なんです。

 

本気でやめたい人は、クーリングオフのはがき内容証明を、黙って送りつけて終わりにします。

 

わざわざ丁寧にメールで連絡をくれるのは、「本当は、ひっくり返してほしい」というサインなんですよ。

え…そうなんですか!?
ヨガ教室オーナー
ヨガ教室オーナー
加賀田裕之
加賀田裕之
ええ。だから、やってはいけないのは2つ。

 

ひとつは「もう無理だ」と諦めること

もうひとつは「そこをなんとか」と無理やり押し返すこと。

 

どちらもダメなんです。

じゃあ、どうすれば…?
ヨガ教室オーナー
ヨガ教室オーナー
加賀田裕之
加賀田裕之
まず、正直に伝えてくれたことに、お礼を言ってください。

 

そのうえで、、、メールで返すんじゃなく、”まず電話”です。もし出なければ「直接お電話でお話ししたいです」とメールを入れておく。

 

電話でちゃんと話を聞いて、その方に合う形(一段軽いプランなら”ダウンセル”)に、提案を作り変えるんです。

なるほど…! さっそく電話してみます!
ヨガ教室オーナー
ヨガ教室オーナー

(その後)

加賀田さん、電話でじっくり聞いてみたら、全然ちがう本音が出てきました!

「近所に同じ流派の先生が増えて競合が多い」

「教わる決まったポーズの流れ(型)が、自分の体や考え方に合わない」

「本当は、自分のオリジナルレッスンを作りたい」

って。

ヨガ教室オーナー
ヨガ教室オーナー
加賀田裕之
加賀田裕之
出ましたね、それが本音です。つまりその方は、”やめたい”んじゃない。”決まった型どおりに教えるのが違う”だけ。本当は、自分のオリジナルでやりたいんですよ。
たしかに…! そういうことか。
ヨガ教室オーナー
ヨガ教室オーナー
加賀田裕之
加賀田裕之
だったら、提案そのものを作り変えましょう。

 

同じ金額のまま、「決まった流派の認定講座」から「オリジナルレッスン開発のサポート」に切り替えるとか、、、。

 

本音にそった提案のほうが、その方のやりたいことに、まっすぐ進めます。

その提案をしたら…「それなら、やりたいです!」って。解約じゃなくて、続けてくれることになりました!!
ヨガ教室オーナー
ヨガ教室オーナー
加賀田裕之
加賀田裕之
よかったですね。引き止めたんじゃないんです。本音を聞いて、提案を作り変えただけ。それだけで、解約は”より良い契約”に変わったんですよ。
加賀田裕之
加賀田裕之
あとは、気持ちが冷めないうちに、入金と(※まだ入金がしてない場合、ダウンセルの場合など契約書の対応をしっかり)次回の日程をその場で固めてくださいね。

 

全額の入金と、クーリングオフの期間が過ぎるまでは、油断は禁物ですよ。

 

キャンセルしやすいお客さんには、タイプがある

もう一歩、深めましょう。実は、キャンセルしやすいお客さんには、傾向があります。

 

悩みが浅い(動機が弱いまま契約している)。優柔不断で、その場の空気で「はい」と言ってしまう。価格にしか関心がない(安ければ、すぐ乗り換える)。

 

こういうお客さんは、契約の”前”の段階で、本音(価値観)を十分に引き出せていないことが多い。だから、後からキャンセルになります。

 

そして、人によって、本音の引き出し方・刺さる言葉は変わります。ここを6つのタイプで体系化したのが、SIX MENTAL READING®です。

 

「SIX MENTAL READING®︎」については、以下の記事を参考にしてください↓

 

タイプ別アプローチ:6つのメンタルタイプ【SIX MENTAL READING®︎】

 

タイプ別アプローチ:6つのメンタルタイプ【SIX MENTAL READING®︎】

 

相手のタイプが分かると、”どの言葉が響くか”が見えてきて、そもそものキャンセルが激減します。

 

サブスク(継続課金)の解約をひっくり返すには

継続課金の解約も、考え方は同じです。大切なのは3つ。

 

ステップ①感情的にならず、まず落ち着いてもらう。

 

ステップ②これまで受けてきた”価値”を、あらためて認識してもらう。

 

ステップ③「解約か、継続か」の二択にしない

プラン変更という”第3の選択肢”を出す。

 

3番目が、まさに「提案の作り変え」です。今のプランが合っていないなら、合うプランに変える。解約画面が「一つ下のプラン」を勧めてくるのは、この原理ですね。

 

実務の詰め|契約書・内金・入金

最後に、地味だけど効く実務を。

 

契約書は必ず交わす。口約束だけだと、キャンセルの余地が残ります。内金・着手金をもらう。少額でも払うと、お客さんの「進める意識」が固まります。入金サイクルは短く。決まってから入金までが長いほど、揺り戻しのリスクが上がります。

 

そして、全額が入金されるまで、油断しない。キャンセルの多くは、まだお金が動いていない段階で起きます。一部だけ振り込まれても、まだ安心はできません。

 

さらに、もうひとつ。全額が振り込まれても、まだゴールではありません。クーリングオフの期間が過ぎて、はじめて「本当に決まった」と言えます。この期間は、お客さんが法律上、契約を解除できる期間だからです(対象となる取引の場合)。

 

なお、クーリングオフの対象や期間は、取引の種類によって変わります。たとえば訪問販売や特定継続的役務(エステ・語学教室・学習塾など)は原則8日間、というように業種で異なり、事業者どうしの取引(BtoB)は原則、対象外です。あなたの扱う商品・契約がどれに当たるかは、消費者庁のサイトで一度確認しておくと安心です。

 

最後の一円が入金され、クーリングオフの期間も過ぎる。そこまで見届けて、はじめて安心する。そのくらいの気持ちでいて、ちょうどいいんです。

 

未然に防ぐ「キャンセル止め」の詳しい手順は、こちらの記事でまとめています → 営業マン契約キャンセル止め(防止策)

 

「キャンセル止め」については、以下の記事を参考にしてください↓

 

営業マン契約キャンセル止め(防止策)11のコツ

 

営業マン契約キャンセル止め(防止策)11のコツ

やってはいけない3つのこと

長文で説得しない:熱意の空回りは、逃げたい気持ちを強めます。

→ では、どうすれば?

 

短く、そして”電話”で。長い説得メールより、一本の電話です。「一度だけ、直接お話しさせてください」と伝えて、”説得”ではなく”質問(心理を聞く)”に切り替えましょう。

 

 

値引きだけで留めない:価値観に合っていないのに安くしても、結局また離れます。

→ では、どうすれば?

 

値段ではなく、”中身”を変えます。金額が重いなら一段軽いプラン(ダウンセル)、内容が合わないなら合う形に作り変える。同じ商品の値引きで押し切らないことです。

 

 

放置しない:「考えておきます」を、そのまま放っておかない。放置は、失注と同じです。

→ では、どうすれば?

 

その場で、次の約束を決めます。「〇日に、こちらから一度お電話しますね」と、次の接点を必ずつくっておく。判断を”宙ぶらりん”にしないことです。

 

そして大前提として——ひっくり返しは、強引な引き止めではありません。クーリングオフなど、お客さんの権利を守るルールは、きちんと守る。誠実さがあってこそ、逆転は”良い契約”になります。

加賀田さん、なんだか私にも、できそうな気がしてきました!
あなた
あなた
加賀田裕之
加賀田裕之
その気持ちがいちばん大事です。

 

次にキャンセルの連絡が来たら、まずは「正直に伝えてくださって、ありがとうございます」から。

 

いっしょにがんばりましょう!

 

まとめ|キャンセルは終わりじゃない。対話の始まりです

キャンセルの申し出は、「NO」ではありません。「今の提案が、私の本音に合っていない」というサインです。

 

だから、引き止めるのではなく

①本音を出してくれたことを、肯定し、

②本当の理由を聞き(四次元ヒアリング®)、

③価値観を、言葉にして返し、

④提案そのものを、作り変え、

⑤決まったら、すぐ形にする。

 

この5ステップで、「やめたい」は「やっぱりお願いします」に変わります。

 

あなたも、次に「キャンセルしたい」と言われたら、まず、こう言ってみてください。「正直に伝えてくださって、ありがとうございます。」——そこから、本当の商談が始まります。いっしょにがんばりましょう!

 

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