アドラー流のマネジメント、リーダーシップってどういう風にすればいいのかな?
一般社団法人 アドラー・ビジネスマネジメント協会 渡邉 幸生(わたなべ ゆきお)代表に聞くアドラー流マネジメント・リーダーシップの2つのコツをお届けします。
渡邉 幸生(わたなべ ゆきお)代表↓
渡邉 幸生(わたなべ ゆきお)氏 経歴
■グロービス経営大学院 (MBA取得)
■青山学院大学大学院 国際政治経済学研究科(国際政治学修士号)
■青山学院大学 国際政治経済学部 卒
大学卒業後、大手生命保険会社にて法人営業を担当、企業へのコンサルティング営業に携わる。その後、法人コンサルティングの経験を活かし「(株)すごい会議」認定コーチとして活動。
独立後は活躍の場を広げるため、(株)チームフローにてアドラー心理学を生かしたコーチング技術を学び、さらにヒューマンギルドにてアドラー心理学カウンセリングを学ぶ。
現在はアドラー心理学を活用したプロの会議ファシリテーターとして多数の法人を顧客に活動。
著書に『リーダーのための勇気づけマネジメント~ビジネスに生かすアドラー心理学~(セルバ出版)』がある。
■株式会社プログレス 代表取締役
・ヒューマンギルド認定ELMトレーナー(アドラー心理学)
・ヒューマンギルド認定SMILEリーダー(アドラー心理学)
・Trained facilitators of LEGO® SERIOUS PLAY®method and materials Founder & Co-Director, 講師
『営業は台本が9割(きずな出版)』 『図解でよくわかる 営業は台本が9割(きずな出版)』『SIX MENTAL READING:シックスメンタルリーディング(きずな出版)』
アマゾン営業セールスランキング ベストセラー 一位、紀伊國屋 大手町店 総合・ビジネスランキング一位、紀伊國屋 梅田本店 ビジネスランキング一位 、第13刷重版(2023年6月現在)
あの上場企業も導入!営業教育日本一 ミリオンセールスアカデミー®主宰
台本営業®コンサルタント加賀田裕之です。
新人マネージャーさんから「どうやってマネジメントしたらいいのか?」「そもそも、どうやってリーダーシップを実践したらわからない」という悩みを多く聞きます。
あなたも、ただただ、昭和のマネジメントのようなパワハラまがいでなく、部下の心理(こころによりそう)に働きかけるマネジメント、リーダーシップを探していませんか?
そこで、この記事では、アドラー流マネジメント・リーダーシップの取り方について一般社団法人 アドラー・ビジネスマネジメント協会 渡邉幸生代表から新人マネージャーさんでもできる2つのコツについてお聞きしました。
※アドラー流リーダーシップ・マネジメント2つのコツ(7分35秒)↓
※動画内容を以下記事にしています。
ではまず、自己紹介をお願いします。
そしてこちらの本『リーダーのための勇気づけマネジメント』の著者でもあります。
・どういう風にリーダーシップをとっていったらいいのか?
・マネジメントをどうやっていったらいいのか?
という悩みを結構聞ます。
今回はそのマネジメント・リーダーシップについて、今、話題のアドラー流の方法を教えていだだこうと思います。
目次
アドラー心理学マネジメントの大前提:「勇気づけ」
まず、2つのポイントを話す前に大前提となるのは、アドラー心理学で考えるマネージメントの重要点は「勇気づけ」という事なんです。
「困難を克服してあげる」わけではないんです。
部下自身が「自力で困難を克服できる」ように、そのエネルギー・活力を与えてあげるというのが「勇気づけ」という事になるんです。
具体的にはどうやってやるのでしょう?
アドラー心理学マネジメントコツ1:欠点ではなく「建設的な部分に目を向ける」
部下の指導となると、どうしても部下の出来ていない部分・欠点に目が行きがちです。
それが一概に全て悪いわけではないんですが、それに加えて「出来ている部分」、建設的に「出来ている部分にも目を向けましょう」という事なんですね。
どういうことかというと「褒める」というのは、他者より優れている点とか、より秀でている部分を見つけてそこを称賛することです。
ちょっとイメージしてほしいんですけど、毎日の活動の中で部下の秀でている部分を毎日見つけて毎日それを称賛するって結構大変だと思いませんか?
そんなに「褒める」ところなかなかないですよね^^
例えばですが「今日も元気よく出社してるね」とか、「今日は5件も訪問できたね」とか、「今日も笑顔で接客できたね」とか、、、。
ことさらすごいことでなくていいんです。ごくごく当たり前にやっているところ、プロセスに注目を与えるという事です。
そうすると、部下の方は「私のこんなところまで見てくれてるんだ」とか「そういう数字に出ない影の部分もしっかりこの人は見てくれてるんだ」という風に勇気が得られるわけです。
それならできそうですね^^
「褒める」になると結構難しいです。毎日毎日365日褒めるのはかなり難しいですが、当たり前なことに目を向けるのはごくごく簡単にできることなので是非、実践してほしいなと思います。
アドラー心理学マネジメントコツ2:貢献感を与える
アドラー心理学で重要な考え方に「人は貢献を感じると幸せを感じる」という考え方があるんですね。お仕事をしてて、例えばお客様から「ありがとう」とか感謝の言葉を言われたりすると、ものすごく嬉しかったりするんじゃないでしょうか?
という事は上司の皆さんは部下に対して是非「貢献感」を与えて欲しいんですよ。「あなたはこの会社で役に立っているよ」「あなたはこの会社に貢献しているよ」という貢献感を持てるようにそういう言葉を投げかけて欲しいんです。
加賀田さんどうですか?部下に貢献感を持たせる一番簡単な言葉があるんですけど。何だと思いますか?
すごく単純なんですけどただ、考えてみてください。一日に部下に対してどれだけ「ありがとう」という言葉をささやいているか、投げかけているか。
意外と少ないんじゃないんでしょうか。
上司から「ありがとう」という言葉を掛けられると部下は嬉しいもんです。それが勇気に繋がっていくという事なんですね。
ですので今日お伝えしたいのは2つのポイント、まず「建設的な部分に目を向けよう」ということ。そして「貢献感を持たせる」。貢献感を意識させるように「ありがとう!」という言葉を投げかけようこの二つを是非、実践してほしいなと思います。
新人マネージャーのためのアドラー流リーダーシップ・マネジメント:まとめ
そして、「勇気づけ」は2つの要素で出来ていて。
一つ目が「建設的なところを認める」。当たり前に出来ているその過程の所を「出来てるね!」みたいに認めてあげる。
二つ目は、ざっくばらんに「ありがとう!」と「貢献感」を伝えてあげる、というのが新人マネージャーさんが出来る一歩というところなんですね。
「ありがとう」もしっかり感謝の気持ちを込めて伝えることが重要ですね。
上辺だけで「ありがとう」と言っても相手には響きません。しっかり心を込めて、具体的なポイントを指摘してね。「ここをこうやってくれて助かってるよありがとう」と具体的なポイントを指摘してあげるといいと思います。
他にも勇気づけのポイント、実はいっぱいあるんですけど、今日はまず最初のファーストステップとして2つのポイントをちょっと意識して頂ければなと思います。
『リーダーのための勇気づけマネジメント~ビジネスに生かすアドラー心理学~(セルバ出版)』
渡邉幸生代表 監修の『嫌われる勇気(アドラー著)』の要約については以下の記事を参考にしてください↓
【アドラー協会監修】『嫌われる勇気』まとめ・要約:超簡単に理解する3つの要点
最新の購買心理や、営業の『型』をご存知なく、たった一人であなたは苦しんでないですか?「1日3分で売れる!」ミリオンセールスアカデミー®︎無料メルマガで、最先端の営業スキルを体得して売上アップしてくださいね↓
本気で成果を出したいあなたは「台本営業®セミナー」で、本物の「売れる営業台本(トークスクリプト)を作成してみてはいかがでしょうか?
Twitterでもご購読できます