「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!続ける思考(井上新八 著)読みどころ

続ける思考

 

本記事はこんな方におすすめです。

 

・続ける思考(井上新八 著)がどんな本か知りたいあなた。

 

・続ける力を身に付けて、人生を変えたいあなた。

 

 

読者(あなた)の悩み

何かを始めても続かなくて、すぐにやめてしまう・・・このままじゃ、何のスキルも身につかないし、ずっとこのままで、人生が変わらないかも・・・
『続ける思考』ってどんな本なんだろう?これを読んだら、続ける力が手に入るのかな?飽きっぽいし、努力が続かないし、いい加減、自分を変えたい!
あなたは継続ができずに困っていませんか?

 

大丈夫です!

 

私は、ミリオンセールスアカデミー®トップセールスマンです!

 

 

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「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!続ける思考(井上新八 著)について、わかりやすく解説します!

 

「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!続ける思考(井上新八 著)

 

この本では、ブックデザイナー・習慣家である井上新八氏が、続けることを習慣化する方法、続けることで自分や世界を変える可能性について、徹底的に話してくれています!

続ける力を手に入れて、一緒に人生を変えていきましょう!

 

 

井上新八(いのうえしんぱち)・・・1973年生まれ。ブックデザイナー・習慣家。

学生時代に独学でブックデザイン業を始める。大学卒業後、新聞社で編集者を務めた後に、2001年に独立してフリーランスになる。年間200冊近くの本をデザインしている。 

 

デザインした主な書籍には、『夜回り先生』『学びを結果に変えるアウトプット大全』『虚無レシピ』『SHO-TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男』等、ベストセラー多数。

 

 

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「続ける」ことは人生を変える

続ける思考

今日から毎朝早く起きて、英語の勉強をしよう!

例えば、こうやって決意しても、

3日しか続かなかった・・・いつもこうなんだよなあ。

と、落ち込んでしまったことはありませんか。

こんな風に、自分との約束を破り続けてしまうと、セルフイメージも下がってしまいますし、

自分なんて、本当にダメ人間なのかもしれない・・・人生詰んだ。

と思ってしまうかもしれません。

 

現実をより良く変えていくためには、努力を続けなければいけないことをあなたはわかっています。

 

だからこそ、

 

続けられない=人生を変えられない

 

ということを痛いくらい感じるんですよね。

 

しかし、この『続ける思考』の著者である井上氏も、元々、ずぼらで続かない人間だったと言っています。

 

そのような著者が『習慣家』と名乗り、『続ける思考』という本を出してくれたのです。

 

井上氏がこの本で伝えたいことは、下記のことだけだと言っています。

 

「続ける」のは楽しい。

「続ける」のは簡単だ。

「続ける」のは趣味になる。

そして「続ける」ことで人は変わる。

 

フリーランスとして生きてきた著者にとっては、続けられないということは、生活していくことができないということを意味していました。

 

だからこそ、20年以上かけて実験と検証を繰り返して、そのことを真剣に考え続けてきたんです。

 

そこで出た答えは、すべてを「習慣化」するということでした。

 

このことに関しては、私自身にも経験して実感したことがあります。

 

以前の私は、夜にだらだらすることが多く、お酒を飲んでばかりいました。

 

ですが、お酒を飲むと疲れが取れず、朝早く起きれなかったり、身体の調子も良くなくなったりして、悪いことばかりだったんですね。

 

いい加減、習慣を改めようと思って、『早く寝る』ことを心がけるようにしました。

なぜかというと、夜起きているとお酒を飲みたくなるし、疲れているからあまり生産的な時間を取れないということに気付いたからでした。

 

お酒を飲まずに早く寝るということを決めた時、10時までに食事や入浴を終わらせないといけないからと、意識して行動することができました。

 

さらに、疲れもしっかりと取れるようになって、朝の時間を読書に当てたりとか、有効に活用することもできたんですね。

この時間に、これをやろう!つべこべ言わずとりあえず実行しよう!

というような単純な考えだったんですが、こういったことも含めて、『続ける思考』では、具体的に続ける方法を解説してくれています。

 

この本の目次は、下記の通りです。

 

PROLOGUE

はじめに

CHAPTER0 「継続は趣味」、わたしが「続ける」ことが好きな理由

CHAPTER1 続けることへの「苦手」をなくす

CHAPTER2 続けることは「仕組み」がすべて

CHAPTER3 続けることで「やり抜く力」は身につく

CHAPTER4 続けるだけで「自分は変わる」

CHAPTER5 続けることで「夢中になれること」を見つける

CHAPTER6 続ける中で「見つけたもの」

EPILOGUE 続けることからはじめよう

 

あなたはまだ

続ける自分に変われるのかなあ・・・

と、不安になっているでしょうか。

 

大丈夫です。

あなたは、必ず続ける思考を手に入れ、人生を変えることができます。

 

また、あなたが営業マンで悩んでいるのであれば、継続する力により営業力をアップして、最強の営業マンになることもできます!この記事では、読みどころをを解説していきます!

 

 

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CHAPTER0 「継続は趣味」、わたしが「続ける」ことが好きな理由

続ける思考

私の趣味は継続することです!

と聞いたら、あなたはどう思うでしょうか。

 

は?何、意識高い系?自分には無理~。

と考えてしまうかもしれませんね。

 

しかし、著者は、「趣味、継続」というフレーズが、2022年11月22日12時37分に、突然頭に浮かんだと言っています。

(思い浮かんだ時、正確な時間を書き留めておいたということです)

 

著者が続けていることを一部抜粋してみましょう。

 

著者:井上新八氏が続けていること(2023年10月時点)
・ジョギング 25年
・手書きの日記 23年
・写真展開催 20年
はてなブログ 8年
・企画を考える 5年
・朝のストレッチ 2年半
・1日1冊本を読む 2年11ヶ月
・掃除 2年半
・5分瞑想 3年
等。(他にもまだまだあります!)
 
普通に考えて、めちゃくちゃすごいですよね。
努力や根性でやろうとしても、これははっきり言って無理です。
 
なぜ続けられるか、それは続けること自体を楽しんでいるからです。
 
井上氏は、続けることの楽しさを次の3つだと言っています。
 
1 続ける「仕組み」を考えることが楽しい
「仕組み」でゲームデザインし、それをプレイしてクリアしていく。
小さくゴールして小さな達成を積み上げる。 
 
2 続けるを「コレクション」するのが楽しい
続けたことを記録していくことで、達成感を生み、コレクション化していく。
記録することで、形になっていく。 
 
3 続けることで「自分」が変化するのが楽しい
何かを続けることで、小さな変化が確実に生まれ、それが積み重なって大きな変化になっていく。

 

例えば、私が英単語帳を覚えた時の例です。

 

英単語を覚えるのって、地味な作業ですし、非常につまらないことに感じることがほとんどだと思います。

 

ですが、英語で本を読めるようになりたいと言う気持ちがあったので、どうにか続けてみようと考えていました。

 

そこで、朝の通勤時間に単語を覚えるという仕組みを実行し、地道にやっていきました。

覚えたものにはチェックマークをつけてと言った風に記録していくと、覚えたものが形になってモチベーションも上がりました。

 

また、英語の文章を読んだ時に、知っている単語が増えてきて、なんとなく意味がわかるようになって、

すごい!意味がわかる!

と、感動した経験があります。

 

自分が変わっていくという経験は、何よりも楽しく嬉しいことではないでしょうか。

ぜひ、この楽しさを味わって、続けることを習慣化していきましょう!

CHAPTER1 続けることへの「苦手」をなくす

続ける思考

何かを始めようとする時、たいていの場合、そこには目的があります。

 

例えば、あなたはどんなことを始めて継続したいと考えているでしょうか。

 

早起き、ランニングとか英語の勉強ですかねえ。あとは読書とかもしたいかな

 

いろんなことが思い浮かびますよね。

共通するのは、何かしらプラスになることがあるから始めようと思っている点です。

 

だから、

効率良く、正しい努力で、自分を向上させて成果を出そう!

と思うのは、当然のことです。

 

しかし、実はその効率の良さを求めることが、「続ける」ことをつらさに変えてしまう大きな要因だと著者は言います。

 

そうすると、期待する結果が手に入らなかった時、

ほら、やっぱりやっても無駄なんだよ

と、がっかりします。

 

しかし、正しい努力をせずに、思うようにいかなかったら、何も意味がないのでしょうか。

 

そうではありません。

 

続けていけば、変化は必ずあります。

そして、それはあなたという人間を創っていきます。

 

そのことを信じて、まずはひたすら何かを続けてみましょう。

 

それでも信じられないのであれば、地道に努力してみたことを思い出してみてください。

あなたは小学生の時、九九を覚えるのにどんな工夫をしたでしょうか。

 

うーん、ただひたすら覚えさせられたような気がするなあ

 

そうですよね。

ものすごく効率の良いやり方を考えてという人もいるかもしれませんが、たいてい愚直に覚え続けたことと思います。

 

ただ繰り返し、暗唱すること。

通常、九九を覚えるのは、そういった泥臭いやり方です。

 

しかし、継続することでそれをしっかりと覚えることができました。

「続ける」ことで変化は起きたのです。

 

そして、九九はそれ以降の算数や数学でも、必須な基礎力として大きな役に立ったはずです。

もっと言えば、日々の生活でも使うことはありますよね。

 

または、英単語を覚える苦労をしたことを思い出してみてください。

単語帳を一冊覚えることに成功した人と失敗した人、その人たちの能力の差はそこまでないはずです。

 

私は、塾で働いた経験がありますが、しっかり覚える生徒というのは、諦めずに継続した生徒でした。

 

自分でどんどん進めていって、覚え方をやりながら考えて工夫して、結果的に単語帳一冊をクリアすることができたのです。

 

とは言っても、やっぱり難しいよ

 

いいえ、できるかできないか考える必要はありません。

 

とりあえず、続けること。

 

これをすれば、何かが変わっていきます。

人には考える力があるので、うまくいかなければ、自然と工夫する方法を編み出していくのです。

 

ただし、やらされ仕事という意識では、頭を回転させて工夫することは難しくなります。

 

ですので、やると決めたのは自分と、覚悟を決めてみてください。

 

大事なことなので、もう一度言います。

 

やると決めたのは自分なのです。

 

うまくいかないこともあるかもしれませんが、それを乗り越える過程も含めて楽しんでいきましょう。

 

そして、そのためには続けなければ、何も始まりません。

 

とりあえず、何かを始めてみましょう。

CHAPTER2 続けることは「仕組み」がすべて

続けるために、必要なのは何だと思いますか?

 

やる気とか、気合とか、根性ですかねえ。

でも、それがないから困ってるんですよね。

 

 

いいえ、そうではありません。

そういったことは、たいして重要ではありません。

 

大切なのは「仕組み」なのです。

「仕組み」が10割です。

 

そして、絶対になんでも続くすごい方法(仕組み)こそ、

「毎日やる!」ということなのです。

 

やらないという選択肢をなくして、ただただ「毎日やる!」と決めて、実行しましょう。

 

とはいえ、いきなりハードルの高いことをやっても、うまくいきません。

まずは、小さなことから、始めてみてください。

 

例えば、読書を習慣にしてみようとしたら、本を手に取って、開いたらそれでオッケーとしましょう。

 

ランニングを習慣にしようと思ったら、まずは靴を履いて外に出たら、それで大丈夫です。

 

その小さなことを続けるんです。

 

え?それだけでいいの?

 

大丈夫です。

 

完璧にやって続かないより、その方がいいです。

 

もし、その小さなことが続いたら、それを徐々に大きくしていくことができます。

 

読書であれば、ページを開いたから、一日10ページ読んでみよう、ランニングであれば、外に出たから、10分間は歩いてみよう・・・といったように、どんどん大きくしていくことができます。

 

でも、最初の一歩を踏み出せなければ、それはできませんよね。

 

また、具体的にその時間を決めていくことも大切です。

 

特におすすめなのは、朝です。

朝は邪魔が入らない時間帯ですし、時間が限られているので、自然と使い方が効率良くなります。

 

例えば、

朝6時に起床→6時10分から10分散歩→6時30分から10分読書→6時45分から10分瞑想

といったように、ルーティン(セット)にして、続けてみるのです。

 

慣れてきたら、負荷を増やしたり、やることを増やしていきます。

 

そして、それができたら、カレンダーなどに〇と記録していきましょう。

そうすることで、達成感を得られ、継続することが楽しくなっていきます。

 

だらだらしているよりも、楽しく、自己肯定感も上がりますし、

いいことずくめです。

 

目に見えるものが変わらなくても、自分自身の内面に変化が生まれていきます。

 

そうなったら、人生を変えていくことができると思いませんか。

CHAPTER3 続けることで「やり抜く力」は身につく

続ける思考

 

ここでもう一つ重要なマインドセットをお話します。

 

本気で毎日続けようと思わなくて大丈夫です。

 

いや、さっきと言ってること違うじゃん!

 

その通りです。

 

正確に言うと、「毎日やる!」と決めることはやめないでいてください。

でも、やらない日は、しっかりとやらなくていいです。

ハードルを下げて、やったということにしてしまいましょう。

 

例えば、ランニングであれば靴を履いて外に出たらOK!、読書であれば、本を手に取ったからOK!といった風にです。

 

そんなんでいいの?

 

大丈夫です。

 

なぜかというと、そうやって絶対に続けなきゃと思うと、つらくなって、続けることが却ってできなくなります。

 

完璧主義は、捨ててしまいましょう。

 

完璧にこなそう、効率良くやって計画通りに成長しようという考え方は、続けることにとって、一番の敵です。

 

試験勉強をしようと意気込んでも、だらだらスマホを見たり、掃除を始めてみたりしたことは、誰でも経験するところです。

 

本当はやりたくないのに、やろうとしても、無意識はその行動を拒否してしまうんですよね。

そういう時、理由をつけて回避しようとします。

 

例えば、

大事な連絡が来てるかもしれないから、スマホを見なきゃ
部屋が汚いと集中できないから、掃除しよう

 

といったようなことです。

 

これをクリエイティブ・アボイダンス(創造的回避)と言います。

 

真面目さ、完璧を求めるといったことは、人の心を「やらなければならない」といった状況に追い込み、そこから却って遠ざけてしまうんですね。

 

もちろん、続く可能性は一気に減ります。

 

だから、本気を出さないでください。

とはいっても、本気でやらなきゃ、続けても意味なくない?

 

もっともな疑問です。

 

しかし、ここで考えてみてください。

続けなければ、何も変わりません。

 

いくら立派な計画を立てたとしても、三日坊主になってしまっては意味がないのです。

また、やる気は待っていても出ず、やり始めると出てくるものです。

 

だから、小さくてもいいので、例外なくとりあえずやってみるようにしましょう。

 

小さなゴールを設定してみてください。

そして、それをクリアしていくルーティーンを回していくのです。

 

それをやり続けることで、あなたはやり抜ける人間に変わっていきます。

CHAPTER4 続けるだけで「自分は変わる」

続ける思考

 

この本の中で紹介されていたマンガ家十日草輔(とおかそうすけ)さんのエピソードです。

 

彼は41歳で会社を辞めて2年間、ひとりで家にこもって、誰とも付き合わず、貯金を切り崩して、ひたすらマンガを描き続けたそうです。

 

もちろん、成功するかどうかはわかりません。

 

想像するだけで孤独と不安に、メンタルがやられそうですが、ルーティーンを決めて習慣化することによって、続けることができたそうです。

 

結果的にマンガも成功しましたが、ここで驚くべきことは、成功したこと以上に、孤独な2年間をコツコツ続けられたことです。

 

コツコツやり続けた先にしか道は開けず、コツコツやることを続けるだけで、大きなことを起こせるかもしれないのです。

 

プロ棋士である羽生善治氏も下記のように言っています。

 

何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。 
『決断力』羽生善治

 

とはいえ、

自分には、持っているものなんて何もないよ!

 

という人がいるかもしれません。

 

学歴、貯金、人のコネ・・・

探せばいくらでも、足りないものは見つかるでしょう。

 

でも、コツコツやることを続ければ、あなたは人生に大きな変化をもたらせるかもしれないのです。

 

つまり、あなたの中には大きな可能性が眠っているのです。

 

もちろん、続けても何も変わらないように感じられ、無意味だと思ってしまうことがあるかもしれません。

 

その時は、ゴールを考えるのをやめて、ただ続けるだけでいいのです。

 

何も考えずにコツコツ続けていれば、その先には必ず変化があります。

小さな積み重ねで人は変わるんです。

 

また、何かをやる上において、『プラトー』ということがあるということを忘れてはいけません。

 

プラトー・・・技能の学習過程で、一時的に進歩が足踏みする状態。高原現象。
『広辞苑』より

 

この時期に至ると、

頑張っても無駄!

となって、やめてしまう人が少なくありません。

 

ですが、この時期を乗り越えると、また一気に成長することも事実なのです。

 

やっても成長しないかもしれないと思いながらも、何も考えずにただ続けていく。

そして、そうすることで、知らないうちにまた自分が変わっていく。

さらに続けることで、プラトー現象を脱して、また成長していく。

 

小さなことで大丈夫です。

自分なりのやり方で、考えて工夫してやってみましょう。

 

誰にでもできる小さなことを誰もできないくらい積み重ねていってください。

イチロー選手も、「小さいことを積み重ねることが、とんでもないただ一つの道」ということを行っています。

 

そして、何かを達成したら、それは新しいスタートです。

 

日々、前進し続けていきましょう。

 

CHAPTER5 続けることで「夢中になれること」を見つける

続ける思考

 

 

続けることのメリットはわかった。

でも、やろうと思うことが多いし、何が一番自分の役に立つか悩んじゃって、決められないんですよね・・・

 

もしかしたら、あなたは、このように悩んでいるかもしれません。

 

確かにやった方がいいことを考えたら、

 

TOEICで800点取りたい!

宅建の資格を取りたい!

 

等、いくらでも出てくることでしょう。

 

でも、あいまいな理由でやろうと思っていたら、そのうちに、

なんで、こんな苦労してまで勉強してるんだろう?

と疑問に思って、やめてしまうかもしれませんよね。

 

やはり、人間は自分が本当はやりたくないものに関しては、続けられないものです。

 

ですので、「なんのため」ではなく「なんとなく」という感覚を大事にしてみてください。

どんなくだらない、役に立たなそうなものであっても、続けていたら、その先には何かがあります。

 

「目的」は、あとでわかるくらいで、ちょうどいいです。

 

実際、人間の意識は、顕在意識は3%、無意識が97%と言われています。

ですので、頭で考えたことで正解を導き出すのは、思ったよりも難しいのです。

 

しかし、『潜在意識=なんとなく』で選び出したものは、意外と自分が本当に求めていたものだったりします。

 

仮にそれが仕事やお金に結びつかなかったとしても、それは悪いことでも不正解でもありません。

 

どのような働き方で、どのように生きているとしても、あなたが続けたことの先には、あなたしか見ることのできないゴールがあります。

 

人それぞれが持っているゴールに辿り着こうと前進することこそが、正解なのです。

ですので、目の前のことを一生懸命にやってみましょう。

 

それでも、やりたいこと、続けることが見つからないのであれば、苦手なことをやってみるのもお勧めです。

 

例えば、著者は、嫌いだった掃除をやり続けた結果、掃除が楽しくなってきたり、苦手だった文章を書くことを繰り返した結果、「本を書く」という考えてもなかった未来にたどり着くことができたと言っています。

 

私自身にも経験があります。

 

塾での教務をやっていたくせに、あまり人と話すことが得意ではありませんでした。

 

講師、生徒、保護者、上司と話すことがうまくなかったので、表面的なことしか会話をすることができず、生徒の学力向上にも、売上にもつなげることができなかったんですね。

 

ただ、そういう状況は、いつまでも許されることではありませんですし、自分自身を苦しめることになっていきました。

 

早い話、色々なところから、文句が出るということなのですが・・・

 

愚痴を言ったり、他人のせいにすることもあったのですが、

 

いい加減自分自身に責任があるな・・・

 

と、考えをあらためた私は、コミュニケーション、コーチング、リーダー論、営業など、いろいろな本を読み、積極的に生徒や講師に話しかけたり、営業本で学んだことを実践したりして、都度改善していきました。

 

すると、結果が改善していき、

意外と自分って、人の中心になってコミュニケーションを取るの得意だったかもな。

実は、リーダー的な立場が向いていたのかもしれない・・・

と思うようになりました。

 

自分目線ですので、本当にそうであるかはわかりませんが、生きてきた中で、すごく意外な考え方でした。

 

なぜなら、どちらかというと、あまり人と関わらずに一人でいるのを好むような性格だったので、そういう風に人と接することが得意になって楽しむということが考えられなかったからです。

 

もし、自分が、

 

これは苦手だから!

と、挑戦しなかったら、ずっと苦手意識を抱えたままだったかもしれません。

 

あなたにも、苦手で敬遠してきたことの中に、思わぬ可能性が眠っているかもしれません。

 

ぜひ、やることが見つからない場合は、恐れずに挑戦してみましょう。

 

大丈夫です。

 

そこで、失敗したとしても、マイナスになることはないですし、必ずそこに成長が生まれるはずです。

 

CHAPTER6 続ける中で「見つけたもの」

たった5分でも、毎日続けると、大きなことが起きるということを著者は、身をもって証明してくれています。

 

著者の井上氏は、マイケル・ジャクソンのダンスのエッセンスが詰まった5分の動画に感銘を受け、47歳の誕生日にダンスを始め、一年後の48歳の誕生日に踊れるようになろうと決めました。

 

下記が、その実際に踊っている動画です。

 

いかがでしょうか。

すごいですよね。

 

特に先生がいたわけでなく、独学で1日5分の練習を毎日続けることで、ここまで上達することができたということでした。

 

井上氏が、具体的にどのように実行したか、ステップバイステップで説明してくれているので、確認してみましょう。

 

 

ステップ1 具体的な目標と期限を決める

例:1年後の誕生日にフリを覚えてダンスの動画を撮る 

 

ステップ2 どうやってやるかできるだけ具体的な方法を考える

例:①1日5分だけ独学で練習 ②少しずつ覚えていく ➂毎日必ず練習する 

 

ステップ3 なんでもいいから、今すぐできることをひとつすぐにやる

例:動画を観ながらやると、左右反転してしまうので、左右が反転したミラー動画をつくる 

 

ステップ4 毎日何がなんでもやる

例:ゆるくでも毎日続ける 

 

ステップ5 少しずつ地道に一歩ずつ積み上げる

例:見よう見まねで、動画を観ながらちょっとずつ動きを覚えていく 

 

ステップ6 できないところはいったん保留して先に進める

例:何度やってもできないところはパスする 

 

ステップ7 成果や変化を記録する

例:ちょっとしたことでもいいので、気づきをメモする 

 

ステップ8 不調が出たら改善策を考えて実行する

例:痛みが出た時にストレッチを開始する 

 

ステップ9 テンションを上げるために、挑戦していることの詳細は言わずに気づきを公開する(言わない方が気楽に実行できる)

例:ダンスとは言わずに、やっていて感じたことをブログに書く 

 

ステップ10 慌てない無理しない ゆっくりやる

例:できないところは飛ばして先に進むか、時間をかけてゆっくりやる 

 

ステップ11 ひたすらトライ&エラーを繰り返す

例:やりながらやり方を考えて変えていく 

 

ステップ12 完璧じゃなくてもいいので、最後までやりきる

例:365日練習を続け、Youtubeに動画をアップした

 

さて、ここまでやって手に入るものは何でしょうか。

 

自分との約束を守った!ということです。

小さなことを続けるということが、人生を変えていく一歩です。

 

もしかしたら、そこには大きな意味があるかもしれません。

そして、意味がわかるのは、後ででもいいのです。

 

何か大切なことがそこに眠っている可能性があるのであれば、

やらない手はありません。

 

もし、やることが見つからないのであれば、読書や書くことを始めてみましょう。

 

読書や書くことと真剣に向き合うことは、自分自身を掘り下げ、探求し、発見することにもtつながっていきます。

 

大事なことこそ、当たり前すぎて目に入らないものです。

 

読書や書くことを通して、ひたすら自分を掘ってみてください。

そうして、自分にとって、本当に大切なものに気付いていきましょう。

 

とてつもなく面倒なことかもしれません。

 

しかし、普通に過ごしているだけでは気づかない本当に大切なものこそが、お金やモノでは得られない、人生を豊かにしていくものなのです。

 

例えばですが、あなたは本当に、「自分はこういうことを考えている、こういう目標や願望を持っている、こういうことを感じている」と自信を持って言えるでしょうか。

 

実は、それらは他者からそういう風に思わされているだけかもしれません。

 

SNS、Youtube、ネット記事などから実はそう思いこまされているだけかもしれないのです。

 

試しに考えてみてください。

 

年末年始はハワイで過ごしたいと思ったりしているでしょうか。

もしくは、広いマイホームとマイカーを買いたいと思っているでしょうか。

誰よりも出世して、お金持ちになりたいと思っているでしょうか。

 

それが本当にあなたの願望であるのであれば構いません。

でも、あなたが心から望んでいるのは、それなのでしょうか。

 

みんなが持っているから、自分もそれを欲しいというのは、むしろ小学生くらいの頃から経験しているかもしれませんね。

 

ポケモンをみんな持ってるから、自分も欲しいとかよくあることだと思います。

 

そういったことは、大人になってからでも、形を変えてよくあることです。

ハワイやマイホームなんかもそうですし、行動においても同様のことが起こります。

 

みんな就職しているから自分も就活をやらないと

 

出世できるように結果を出さないと・・・

 

でも、こういう風に我慢してやっていると、どうしても気持ち悪さというか、不自然な感じがして、心が鬱状態になっていきます。

 

そういう時に周りの人の意見を聞いても、同じような状況の人や、現状を変えたくない人たちがいることが多いので、

 

いや、それくらい我慢しないと

 

普通はそういう感じなんだから、やらないとだめだよ

 

と、無意味なアドバイスをされるかもしれません。

 

ですが、自分の人生の責任を取ってくれるわけではありませんし、たいして考えて言っているわけではなかったりします。

 

だからこそ、大切なのは自分の心の声を聴くことで、それを真剣にやる必要があるのです。

 

そして、そうするためには、やはり読書や書くことを続けるということなんですね。

 

自分の心を声を聴くことは、人生を変えるための第一歩です。

続ける力を手に入れて、一歩を踏み出しましょう。

 

EPILOGUE 続けることからはじめよう

続ける思考

 

苦手なことであっても、「時間をかける」ことで、人は苦手なものも好きになることができます。

 

私も、塾の教務をしていた時代、苦手であった人とのコミュニケーションを勉強し、実践していく中で、生徒や保護者と面談をしていくことが、とても好きになっていきました。

 

しかし、それも、

これは苦手だ

と諦めてやめていたら、絶対にそういう風にはならなかったと思います。

 

「時間をかける」ことは、「続ける」ことの先にあります。

 

そのことの中には、良くないこともあるでしょう。

思うように成長しなかったり、結果が出なかったり・・・

 

でも、それでもいいのです。

 

もし、いい意味での適当さをもって、自分なりに考えながらやってみたら、その過程も楽しんでいくことができるはずです。

 

 

『続ける思考』読みどころ:まとめ

自分の世界を変えることができるのは、自分自身だけです。

 

ひとりでコツコツと何かを続けることで、確実に自分の中で何かが変わり、自分のいる世界を変えていくことができます。

 

変わるきっかけは、別の場所にはなく、自分自身の中にあるのです。

 

そう思うと希望が湧いてきませんか。

 

目的も意味もなくても大丈夫です。

意味を考えるのは後からでも、十分間に合います。

 

とにかく小さな一歩を積み上げていきましょう。

 

あなたの世界が、きっと素晴らしいものに変わっていきます!

 

 

 

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