
本記事はこんな方におすすめです。
・SIX MENTAL READING®のイマジナーさんとの接し方がわからずに困っているあなた。
・SIX MENTAL READING®のイマジナーさんについて、もっと知りたいあなた。
読者(あなた)の悩み

あなたはイマジナーさんの本心がわからずに困っていませんか?

大丈夫です!


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本記事では、SIX MENTAL READING®の6タイプのうち最も“謎めいた存在”――イマジナーさんの心理構造を解き明かします。
まず内省想像メンタルイマジナーさんについては以下の記事を参考にしてください↓
彼らは、現実よりも想像世界に臨場感を持つため、表情が乏しく、反応が遅く見えることがあります。
しかしその内側では、言葉にならない思考と感情が緻密に動いています。
イマジナーの“静かな心の動き”を理解することで、
✅どうすれば話が噛み合うのか
✅どんな関わり方で力を発揮するのか
が見えてきます。
この記事では、イマジナーの心理を深く理解し、どうすればより良いコミュニケーションが取れるかがわかりますので、最後までお読みください!
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目次
「見えない現実」を生きる人を、理解できていますか?
職場や商談、教育の現場で、次のような人に出会ったことはありませんか。
- ☑️反応が薄く、何を考えているのかよく分からない・・・
- ☑️表情が乏しく、急に黙り込む・・・
- ☑️会議中に返答が遅れがちだが、後から驚くほど的確な提案を出してくる・・・
- 周囲の方は、

と感じやすい一方で、
当の本人であるイマジナーさんは、

という悩みを抱えがちです。
しかし、イマジナーは決して理解できない人ではありません。
極めて豊かな内面世界を持つイマジナーさんの中では、思考や感情、映像や物語が生きています。
その繊細な感受性は、創造・洞察・共感といった場面で大きな力を発揮します。
一見静かでも、内側では深く世界を感じ取り、他者には見えない可能性を描いているんです。
次の章から、イマジナーさんが、
-
✅どのような現実を生きているのか
-
✅リーダーや営業・教育に携わる方がどのように関われば、その力を引き出せるのか
-
✅当事者自身がどこに気をつければ、その才能をより自然に発揮できるのか
こうしたポイントを、実例を交えながらわかりやすく解説していきます。
イマジナーとは何か:定義と基本構造

イマジナーとは、物理的な現実世界よりも、想像世界に強い臨場感を持てる人です。
頭の中で展開される“映像”や“物語”は、現実と同じ、あるいはそれ以上に「生きています」。
そのため、外界で起きていることよりも内的な出来事に強く反応しやすい特徴があります。
他者からは「表情が乏しい」「静か」「反応が遅い」と映ることがありますが、実際には内面世界で激しい感情や思考が動いていることが多いです。
こうした内的体験を“作品化”したい欲求が強く、絵画・文章・音楽などの創作は、イマジナーにとって想像世界を物理世界に顕在化させる手段です。
すなわち創作は「想像のリアリティを現実に引き出す行為」であり、存在の中核にあります。
現実においては、反応の遅さやリアクションの薄さが、誤解を招くことも少なくありません。
- 反応の遅さ=思考の遅さではなく、内的映像の検証に時間がかかっている場合が多いです。
- 外的な刺激よりも、内面世界の整合性が優先されます。
- そのために「今ここ」の会話テンポとズレやすく、誤解が生まれます。
実務に活きるイマジナーさんの能力
営業マンでも、そう考えると失礼ですけど、イマジナーさんって実務に疎そうな気がします。実際の所どうなんですか?
たしかに、一見するとイマジナーさんは、「反応が薄い人」「何を考えているかよくわからない人」だけだと捉えてしまうかもしれませんね。
しかし、イマジナーさんは、豊かな想像力を活かして“深いシミュレーション”ができます。
イマジナーさんについて詳しく知りたいあなたは、下記の記事も参考にしてください↓↓
SIX MENTAL READING® 内省想像メンタル(イマジナーさん)の特徴と傾向
十分な知識や経験をもとにすれば、頭の中で現実をリアルに再現し、まるで編集するように改良していくことができるんです。
ここでは、具体例を見ていきましょう。
イマジナーさんが、営業アドバイスをしたケース



この瞬間、その営業の場面がイマジナーさんの頭の中に浮かびました。
お客さんがうんざりしている顔が浮かび、どんな感情をしているかまでありありと感じ取れ、次のようにアドバイスをしました。

それよりも、「地域を活性化させるために、○○区の補助金を活用した無料集客サポートを一軒一軒ご案内しているのですが、ご存じですか?」という言い方で、最初に相手のメリットを言った方が話を聞いてくれると思いますよ
この時、イマジナーさんの頭の中では、うまくいくパターンがどのような言葉かを考え、それを言った時の映像が浮かび、このトークであったら、相手が興味を持つ様子が見えました。

イマジナーさんからすると、論理的に考えて言っているというよりも、内的映像の中でお客さんが興味を示すのが見えて、それに基づき「この言い方なら通る」と確信するという流れで説明していました。
逆に言うと、想像や直観というものに、あとから論理を付けている形になります。
イマジナーは頭の中で現実を何度もリハーサルしています。
映画監督がセリフや状況を何度も撮り直すように、最適な言葉と順序を編集しているのです。
- イマジナーさんの部下がいる場合は、営業台本を作って、映像をイメージさせる訓練を積ませると精度が上がっていきます。
イマジナーさんが、大学受験の面接アドバイスをしたケース

そこで、次のようなアドバイスをしました。

それだったら、君の実際の経験を取り入れて、「能登半島地震の被災映像を見て、法制度の欠陥を痛感しました。それを変えたいと思い、法律を学びたいです。」といった例をいれた方が、面接官の心に響くと思うよ
この表現に切り替えたとき、イマジナーさんの頭の中では、面接官の表情が和らぐ映像が見えていました。
相手の心の軌跡が意思決定を左右する場面では、イマジナーの感受性が活きます。
以上、二つの具体例を挙げてきましたが、注意点もあります。
今回のようなアドバイスをすることが可能であったのは、そのイマジナーさんが現実の観察や経験を積んでいる場合に限られます。
そういった経験値が乏しいと、的外れな空想に陥るリスクやまったく想像できないというケースもあります。
イマジナーさんなら、誰もがこうした能力を持っているわけではないということに注意してください。
イマジナーさんはこう考えていた!具体的なケース3選
この章では、具体的なケース別に、理解しづらいイマジナーさんの心理状態について解説していきます。
ケース1:隣に座る友人との会話例




返事がないので、トイレに行って戻る。
すると突然、


イマジナーさんにとって、想像の世界は現実とほとんど同じ、もしくはそれ以上の臨場感を持っています。
その想像の世界に入り切ってしまうと、戻ってこられない時があり、現実の世界の方が夢の中の出来事のように感じられることがあります。
このケースの場合は、想像の世界の<用事>が終わり、帰って来たところで、ようやく話せるようになったと考えてください。
イマジナーさん特有の遠くを見るような目は、現実と想像のあいだを行き来する、その独特の感性から生まれています。
また、想像の世界にいながら、現実世界での応対をすることもあるので、「心ここにあらず」という状態であることも、しばしばあります。
ケース2:井上雄彦氏(SLUM DANK作者)の例

- 「ストーリー(プロット)に興味がない」
- 「キャラクターがいる場所に降り立って問いかける」
- 「キャラじゃないことはできない。それをすると(キャラが)死んでしまう」
『プロフェッショナル仕事の流儀(NHK)』で、井上氏が、この話をしていた時、司会者の方が、「いったい何を言っているんだ?」という顔をしていました。
イマジナーにとって、物語とは「頭の中で設計するもの」ではなく、「その世界の中で一緒に生きるもの」です。
想像の世界において、現実世界よりも臨場感を持つので、当然、想像の中にいる人物もリアリティを持って生きています。
無理にやろうとすると、その想像世界の臨場感が壊れ、物語が動かなくなります。
登場人物が立っている世界に降り立ち、自分の目でその世界と人々を見つめていきます。
たとえば、朝の光がカーテンの隙間から差し込む。主人公がゆっくりと目を開け、昨夜の出来事を思い出す。
その心の揺れに寄り添っているうちに、彼が誰かに会いに行く姿が浮かび、その先で別の人物と出会い、物語が動き出していく――。
このとき、イマジナーは“操る”のではなく、“観察しています”。
登場人物たちは自らの意思で動き、語り、決断していきます。
現実世界でも、誰かを動かそうと思わなくても勝手に人は動きますし、一日の時間は流れて、自然にその日は終わりますよね。
それと同じように物語が動いていきます。
もちろん、先ほどの例のように、想像世界での編集作業をして、ブラッシュアップすることはありますが、イマジナーにとっての“創作”とは、まさにもうひとつの現実を体験する旅に他なりません。
ケース3:「何かが見つかりそうな気がするから、ブラジルに行く」


イマジナーは内的世界が豊かである一方、現実の経験や知識を“素材”として吸収することで、想像の深さを増していきます。
読書や実験をして知識を増やしたり、見知らぬ土地の風景、人々の声、文化や思想との出会うことで、より深く自身の内界に新しい色と奥行きを与え、掘り下げていくことができます。
つまり、このケースの場合は、実際にブラジルで何かを見つけるというよりも、ブラジルで今まで知らなかった世界や知識、経験を得ることで、自身を掘り下げ、新しい自己を発見できると言った方が適切です。
「旅をしたい」「現場を見たい」という衝動は、現実逃避ではなく、“内なる宇宙を拡張するための探索本能”なんです。
イマジナーさんのコミュニケーション:心理的変容性
イマジナーさんは、想像力が極めて豊かです。
それは芸術や創造の源泉であり、他者の感情を深いところで想像できる才能でもあります。
しかし同時に、その想像力の強さゆえに、現実の痛みや他者の冷たさまで“リアルに再体験してしまう”ことがあります。
たとえば誰かの一言が胸に刺さると、その光景を何度も再生してしまうといったことです。
こうした繊細さの中で、イマジナーさんはしばしば「この世界でどう生きていけばいいのか」という苦しみに直面します。
理想と現実の乖離という痛みに耐えるために、“想像による防衛機制”が働くことがあります。
例えば、人は誰しも、社会の中で「自分の居場所」を見つけようとします。
しかしイマジナーにとってそれは難題です。
想像力が強すぎて、他者の感情にのまれたり、思考が内省に向かいすぎて現実から遠ざかったりします。
すると彼らは、自分自身を守るために“社会に適応するためのもう一人の自分”を想像し、演じるといったことです。
たとえば、本来は静かな内面をもつイマジナーが、「信念を貫き、行動で道を切り開くビリーバーの自分」を想像し、その姿をリアルに再現したりします。
想像すればするほど、その“別人格”が現実化していくのです。
しかし――この防衛は自己を蝕むリスクもあります。
演じるうちに、どこまでが本当の自分なのかが曖昧になり、「本来の自分の声」が聞こえなくなって、自分自身を見失う可能性があるということです。
典型的な例だと、セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』が挙げられます。
ドン・キホーテは、老紳士アロンソ・キハーノが、騎士道物語の数々に没頭して、自分自身を騎士ドン・キホーテだと思い込み、行く先々で騒動を巻き起こす話です。
想像の世界と現実の境があいまいになり、ここまで思い込むのはレアなケースですが、理想を胸に抱き、それになり切ろうとする心理は、時代を越えて人々の心の中にあるものです。
ドン・キホーテでは、理想が想像を通してリアルな形となり、やがて「もう一つの現実」として息づき始めました。
ですが、周囲からは変人として嘲笑され、幻想の終焉とともに、彼も命を落としました。
現実に落とし込むほどの臨場感ある想像力は、行き過ぎると、現実とのギャップに苦しむと言う非常なリスクもあります。
では、次はイマジナーさんにとっての具体的なリスクについて、解説していきます。
イマジナーさんにとってのリスク
イマジナーにとってのリスクは、「演じすぎ」と「演じなさすぎ」という二つの極端な状態にあります。
演じすぎるケース
イマジナーは想像力が豊かだからこそ、「こうありたい自分」をリアルに思い描けます。
例えば、
-
「もっと強く、信念を持って行動したい」
-
「人を導けるような存在になりたい」
- 「人と仲良くなれる自分になりたい」
そんな理想の姿を心に描き、まるで役を演じるように日々を生きようとします。
ところが、想像の力が強すぎると、想像の自己像が現実の自分を圧迫してしまうことが起こりえます。
本来の自分とのギャップで疲れ果てたり、信じていた理想が裏切られて深い失望や虚しさに襲われたりします。
演じなさすぎるケース
逆に、現実の摩擦や失望を恐れて「もう演じるのはやめよう」と内側に引きこもると、今度は世界との接点が薄れ、現実感を失っていく危険があります。
他人との関わりを避け、空想や創作の世界に逃げ込みすぎると、外の世界が遠のき、心が“現実に対応する力を失っていきます。
そんな状態が続くと、想像の世界が安らぎであると同時に、心を閉ざす殻にもなってしまいます。
演じすぎても、演じなさすぎても、想像と現実が乖離し、心が疲弊したり、外の世界とつながりを持てなくなります。
イマジナーさんが取るべきコミュニケーション方法を知りたいと思ったら、下記の記事も参考にしてください↓↓
イマジナーさんのための他メンタル攻略法:SIX MENTAL READING®
では、この次は、イマジナーさん相手の対人関係におけるサインを解説していきます。
対人関係のサインを読み解く
- イマジナーさんが自分に対して抱いている距離感を探るには、単純な反応だけでは判断しづらいことがあります。
- 例えば、明るく社交的に見えるときほど、警戒している可能性があります。
- 人との関係を円滑にするために、無理をして演じていることがあるからです。
- しかし、そうしたイマジナーさんが疲れている時、油断している時は、無表情・無口に戻りやすいです。
- そのタイミングで、
-
大丈夫?元気ない?
顔怖いよ
- という風に言及すると、より社交的(演技的)に振る舞うかもしれませんが、本当の自分がばれることを恐れて、あなたを警戒し、避けられるようになるかもしれません。
- 逆に、他者には社交的なのに、あなたには無口・無表情な場合は、心を許しているサインであることもあります。
つまり、「この人には自分を(多少なりとも)見せても大丈夫だ」と思っているということですね。
ただし、誰に対しても非社交的な感じである場合は、単純にコミュニケーション能力が理由である可能性が高いので、注意してください。
- なお、一人で静かにして無表情でいる時は、考えごとをしていたり、気持ちを整えている時間のことが多いです。
無理に話しかけず、少し距離をとって見守ると安心してもらえます。
声をかける時は、

と軽く言って、一人にしてあげるのが正解です。
負担を感じさせず、安心感を与えることができます。
イマジナーさん相手のコミュニケーションの仕方をさらに知りたいあなたは、下記の記事も参考にしてください↓↓
コミュニケーション|【イマジナー】さんへのアプローチ法:SIX MENTAL READING®
-
まとめ
読んでみて、どのように感じたでしょうか。
イマジナーさんは、人間だけに与えられた“想像力”という力を、極めて高い臨場感で扱えるタイプです。
イマジナーさんの中では、想像世界が現実のように息づいています。
しかし、その豊かな世界を活かすには、現実世界との適切な往復が欠かせません。
想像だけでも、現実だけでも、力は枯れてしまいます。
イマジナーさんを理解することは、静かに考え、深く感じるという“内なる力”を尊重することでもあります。
メンタルタイプは、区別するためのものではなく、理解し、活かすためのものです。
イマジナーさんがわからなくなった時は、この記事を読み直し、その才能を活かせるようにしてください。
現実に新しい角度から力を与えてくれます。
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